五人に一人の国民病「不眠症」
みなさんは、ベッドに入ってすぐに眠れますか?
「すぐに眠れる」という人は、とても幸せな方だと思います。
いま、世の中にはなかなか眠れなくて困っている人が増えています。
私たちを取り巻く社会全体が、いま大きく変化しています。
業務の多様化、社会のグローバル化のために、現代は24時間稼動が当たり前のようになっています。
現代人が眠れない原因はどこにあるか考えてみましょう。
第一に、夜型人間が増えたという点。
いまは夜活動している人がとても多くなっています。
子どもが夜遅くまで塾通いをしていたり、テレビ番組も遅くまで面白いものがあるため、深夜まで家族全員が起きていたりします。
パソコンやスマホなどでインターネットを見る時間も増えています。
家庭のライフスタイルの変化により、子どもも大人も床につく時間が遅くなっています。
結果的に、睡眠時間の短縮が認められるようになっています。
次に、交代勤務・深夜労働の増加です。
24時間型の多様化した社会を維持するために、深夜に働く労働者も増えています。
いま、全労働者のじつに三分の一が夜間に働いているといわれています。
しかし、人間は睡眠をとらなければなりません。
睡眠をおぎなうため、深夜労働の方々は睡眠を昼間にとっています。
これはサーカディアン・リズムとのずれを生むため、身体への負荷が大きく、生理的に適切な状況とはいえません。
こうして、入眠困難、睡眠維持困難のおきやすい状況となっています。
第三に、ストレス過多社会があげられます。
長引く不況下にある日本は経済成長の見通しも低く、景気のいいはなしもあまり聞きません。
社会の変化とともに転勤、あるいは転職する機会も多くなっています。
慣れた仕事を続けられず、短いサイクルで新しい環境・社会に適応しなければならない境遇は、ストレスを起しやすい状況をつくります。
また、テレビ、携帯、インターネットなどからの大量な情報に日々さらされているため、情報に振り回されていると感じる人も多くなっています。
それらのストレスは連鎖し、家族も同じようにストレスフルな状況となります。
緊張の高い状態では、過度の精神的反応が起こります。
不眠におちいりやすくもなるのです。
ストレス、緊張そして興奮も、不眠を誘発するのです。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
詳細はこちらへ