ストレスを和らげる「心の救急箱」①~⑤

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ストレスを和らげる「心の救急箱」①~⑤
 
だれでも突然災害に直面すると、大きなストレスを受けます。
予想外の出来事が起こったとき、パニックとなるのは不自然ではありません。
 
人の行くところ、ストレスのない社会はありません。
そのなかで私たちは、自分なりにストレスと折り合いをつけながら暮らしています。
多少のストレスなら、自分の考え方や心の調節機能で解決できますが、だれもが経験したことがない大災害となるとそうはいきません。
 
人はいったん日常と異なる状況に置かれると、その環境に納得がいくまで、精神的に不安定となります。
 
このような急性のストレス障害に直面したときに役に立つ「心の救急箱」という考え方を覚えておいてください。
少しでも早く健康状態が元に戻るために役立つと思います。
 
心の救急箱①―反応を抑えすぎない
悲しいときはだれでも泣いていいのです。
恐怖、悲しみ、孤立感などに襲われたとき、私たちは大声で泣いてとり乱してもいいのです。
自分に起こった自然な反応を、反応のままに受け入れたほうが回復力はつきます。
 
心の救急箱②―我慢しすぎない
「前向きになる」と考えすぎないでください。
逆に、心が後ろ向きになることが、前を向く原動力になります。
ですから、回復が遅いと感じたら、思いきり後ろ向きになってみてください。
 
心の救急箱③―過去のことだと認識する
今の時間と過去の時間を考えましょう。
いま起こっているストレスの反応の原因となっていることは、過去の出来事です。
「過去のことだったけど、怖かった」と思うだけでなく、「怖かったけど、あれは過去のことであった」と考えると、ほっとすることができます。
完全には忘れられなくても、楽になることはできます。
 
お葬式を思い出してください。
本葬の後、初七日、一周忌、三回忌と式がおこなわれますが、関係者が集まって儀式をすることで、大切な人が亡くなった悲しさもしだいに薄らいでいきます。
これも「過去のことだ」と確認する行為となっています。
 
心の救急箱④―つらさを和らげる
不安が襲ってきたときには、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
 
椅子に腰掛けて目を閉じ、口をすぼめてフーッと音を立てながらゆっくりと息を吐き、それから息を吸いましょう。
このような呼吸をゆっくり10回くらいしてみましょう。
 
次にまわりをよく見てください。
音もよく聞いてください。
 
考えを整理するために、わかったことを口に出して言いましょう。
「テーブルの上にコップがある。このリビングには椅子が二つある。隣の部屋では息子が話をしている。今日は天気が悪いから外に雨音がする」
 
最後に、感じている不快でないことを言ってみましょう。
「服を着ている。テーブルに手が触れている。お茶がおいしい」
 
こうすることで、頭のなかにある不安や恐怖から離れなくなっていた心が、現実の世界に移っていきます。
 
心の救急箱⑤―話を聞いてもらう(傾聴)
話を聞いてもらう。
苦労したことをみなで話し合う。
あるいは、苦労した人の話を聞いてあげる。
こうすると、つらさを分かち合うことができます。
 
心のつらさは、我慢して、心を鍛えて克服するばかりでなく、お互いに分け合うことで軽くなっていきます。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12は、脳を正常に働かせるために必要な栄養素です。
飽食の時代にあって、私たちの脳は栄養不足状態です。
脳は大食漢、でも貯蔵はできません。
だから・・・
脳にはたえず栄養を与えることが理想なのです。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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