【夏】ビタミン、ミネラルたっぷりのスタミナ食『うなぎ』
【夏】ビタミン、ミネラルたっぷりのスタミナ食『うなぎ』
★効用
・滋養強壮
・夏バテ予防
・風邪予防
・動脈硬化予防
・疲労回復
・心臓病予防
・老化防止
・視力回復
・ドライアイ予防
・眼精疲労改善
・冷え性改善
・低血圧改善
・貧血予防
★栄養
《ビタミンAの多さは特筆もの》
うなぎは古くから知られる滋養強壮食品。
日本での歴史は1000年以上もさかのぼり、万葉集にも歌われていますが、当時はもっぱら“薬”として利用されていたようです。
栄養面では、まずビタミンAが豊富なこと。
その含有量は特筆もので、蒲焼き1人分で1日必要量の3倍以上が摂取できます。
また、うなぎのヌルヌルの正体はムコ多糖類で、弱った胃腸の粘膜を保護するなどの働きをします。
なお、「きも」と呼ばれる肝臓にも、ビタミンAや鉄などが含まれています。
★とり方
《ビタミンCと繊維を補うこと》
栄養満点の食品ですが、うなぎだけではビタミンCや食物繊維が足りません。
野菜といっしょに調理したり、献立に野菜料理を組み入れるなどして、栄養バランスをとりたいものです。
ところで、蒲焼きといえば、さんしょうがつきもの。
これは単においしく食べるためだけでなく、魚毒を消し、消化を助けるというさんしょうの薬効まで考えた絶妙の取り合わせです。
体内での脂肪の酸化防止にも役立ちます。
★おすすめレシピ
《うな玉ビーフン》2人分
<材料>
うなぎ蒲焼き 小1枚(100g)
ビーフン 150g
にんにくの茎 2/1束
にんじん 30g
ねぎ 10cm
赤とうがらし 1/2本
卵 1個
サラダ油 大さじ1
もやし 50g
中華スープの素 小さじ1/2
ごま油 小さじ1
<作り方>
① ビーフンは60度の湯に約5分浸し、かためにもどします。
② うなぎは短冊切り、にんにくの茎は3センチ長さ、にんじんとねぎも同様に切り、とうがらしは輪切りにします。卵はほぐし、塩・こしょう少々を混ぜます。
③ サラダ油大さじ1/3を熱し、いり卵を作ります。取り出してから残りの油を熱し、にんじん、とうがらし、にんにくの茎、もやしを炒め、塩小さじ1/4、こしょう少々をし、ビーフンを加え炒めます。
★選び方
《身が厚くてふっくらしたものを》
生きがよく、皮膚に光沢があるものが良品で、120~150gくらいの、あまり大きくないものが美味といわれます。
ただ、家庭では生のうなぎをさばくことはまずないでしょう。
蒲焼き、白焼きなどを、うな丼のほか、うな茶(うなぎのお茶漬け)、どんぶり、う巻き卵(うなぎ入り卵焼き)、うざく(うなぎの酢のもの)などにアレンジします。
専門店で作りたてを購入するのが理想ですが、スーパーなどでは身がふっくらとして厚く、焼き締まっていないものを選びましょう。
★保存法
《加工ものは冷蔵で2日OK》
蒲焼きや白焼きは、冷蔵庫で2日くらい保存できます。
★注意点
《下痢のときなどは避けるのが無難》
胃腸が弱って下痢をしているようなときは、うなぎの脂肪が負担になることがあるので、避けるのが無難です。
また、肥満やコレステロールが気に、量や食べる頻度に注意しましょう。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分