【オールシーズン】皮下脂肪の蓄積防止などに効果絶大『あずき』

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【オールシーズン】皮下脂肪の蓄積防止などに効果絶大『あずき』

★効用
脚気予防
・肥満防止
疲労回復
・夏バテ解消
・貧血予報
・便秘予防
・むくみ改善
・高血圧予防
動脈硬化予防
高脂血症予防
・視力回復
 
栄養
生活習慣病や目に効く成分も》
邪気を防ぐとして小正月にあずきがゆを食べるのは平安時代に始まった習慣、おめでたいときに赤飯を炊くのは室町時代からの習慣です。
赤い色が珍重され、古くから日本人の生活に深く根づいています。
 
お祝いに欠かせないと同時に、昔は脚気の妙薬として知られていましたが、それはビタミンB1が豊富なため。
B1には糖質の代謝を促す働きもあり、砂糖を控えて調理するなど、食べ方によってはダイエットにも役立ちます。
 
あんこ、おしるこ、ぜんざいと、和のスイーツには不可欠ですが、このような食べ方では、エネルギーの過剰摂取につながる心配もありますし、ビタミンなども半減します。
 
そのほか、たんぱく質、ビタミンB2、鉄、カリウム、カルシウム、食物繊維なども供給源として期待できます。
 
コレステロール中性脂肪を減らす、血栓を溶かす作用があるサポニン動脈硬化の予防や視力回復の効果があるとされるアントシアニンという色素を含むことも、栄養上の特徴です。
 
とり方
《栄養効率がよいのは煮ものや赤飯》
栄養を考えるなら、こんぶ、さつまいも、かぼちゃなどといっしょに甘味を抑えた煮ものに。
食物繊維、ビタミン、ミネラルがたっぷりとれる一品になります。
赤飯やあずきがゆなどにするのもよい方法です。
米と組み合わせることで、アミノ酸バランスがよくなります。
 
食物繊維やサポニンは皮の部分にとくに多く含まれていますから、和菓子に利用する場合は、こしあんより粒あん、おしるこよりぜんざいがおすすめです。
 
★おすすめレシピ
《あずきとバナナのココナッツミルク》2人分
<材料>
あずき(ゆでたもの) 200g
バナナ 1
牛乳 1/2カップ
ココナッツミルク 1/2カップ
 
<作り方>
  バナナは皮をむきボウルに入れ、フォークなどで粗めにつぶします。
  牛乳、ココナッツミルク、砂糖大さじ2と①を混ぜ合わせ、ゆでて汁けをきったあずきと器に盛り合わせます。
 
★下ごしらえ
サポニン期待なら「渋きり」はしない》
 ほかの乾燥豆と違って、水につけて戻す必要はありません。
ふつうは一度ゆでこぼして「渋きり」をしてから利用しますが、サポニンの効果を期待するなら、ゆでこぼさず、浮いたアクをすくう程度にして、じかに調理するのが得策です。
 
 なお、色素のアントシアニンと鉄が結びつくと、色が黒ずんでしまうので、調理に鉄なべは使わないようにします。
 
★選び方
《あずき色が濃く、つやのあるものを》
 ふっくらとして丸くつやがあり、粒がそろっていて、色むらのないものが良品です。
 
★保存法
《密閉して冷暗所か冷蔵庫で保存》
 密封できる容器や缶に入れて冷暗所へ。
冷蔵庫で保存するのもよい方法です。
 
★あずき豆知識
漢方でのあずきは、利尿作用、解毒作用によってからだの中の余分な水分を取り、血をきれいにする食品とされています。
 
心臓病、腎臓病、脚気などに伴うむくみ症状、水太りの改善に、あずきの煎じ汁を飲み続けることをすすめたり、むくみが強いときは、味をつけずに煮たあずきをごはん代わりに食べることをすすめたりしています。
あずきの煎じ汁は二日酔いや悪酔いにも効果的ですし、母乳の出をよくする目的でも用いられます。
 
そのほか、あずきには消炎作用もあるとし、化膿する前の腫れものの外用薬にも使われます。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分