【オールシーズン】多様な生理機能で注目される健康食品『大豆』
【オールシーズン】多様な生理機能で注目される健康食品『大豆』
★効用
・動脈硬化予防
・高脂血症予防
・高血圧予防
・がん予防
・ボケ防止
・骨粗しょう症予防
・脚気予防
・肥満防止
・疲労回復
・便秘予防
・むくみ改善
・味覚障害予防
★栄養
《生活習慣病を防ぐ成分がてんこ盛り》
ただし、脂質の中身は肉と大違い。
リノール酸には酸化されやすいという弱点があるのですが、同時に抗酸化作用のあるビタミンEも豊富に含んでいるので、心配ありません。
過酸化脂質の生成抑制作用、血中脂質の改善作用、血圧降下作用などが認められているサポニン、高血圧、動脈硬化、認知症などの予防に役立つレシチン、閉経後の骨密度低下を抑えるイソフラボンを含むというのも、成分から見た特徴の一つ。
生活習慣病が気になる世代には、理想的な食材といえるでしょう。
★とり方
《野菜などをプラスして栄養を完璧に》
にんじんやれんこん、ごぼう、こんにゃく、こんぶなどを取り合わせた五目豆は、栄養バランス満点の“おふくろの味”。
そのほか、酢のもの、サラダ、かき揚げ、汁もの、炊き込みご飯やおこわの具などに。
五目豆と同じように、手近にある材料をいろいろと組み合わせて、大豆に不足するビタミンAやCを補いたいものです。
ダイエット中の人には、大豆入りのハンバーグやコロッケもおすすめです。
★おすすめレシピ
《大豆のかき揚げ》2人分
<材料>
大豆(ゆでたもの) 200g
ねぎ 1/4本
卵 1/2個
小麦粉 1/3カップ
チリメンジャコ 大さじ3
ごま 大さじ1
<作り方>
① ねぎは小口切りにします。
② 卵をほぐし、水を加え1/3カップ弱にし、小麦粉をそっくり混ぜ、①と大豆、チリメンジャコ、ごま油を混ぜ合わせます。
③ 油を180度に熱し、②を木ベラの上に丸く平らに形作り油にすべり落とし、きつね色にカラッと揚げます。
★下ごしらえ
《やわらかくなるまで十分に加熱を》
たっぷりの水にひと晩つけてもどし、着け汁ごとゆでて利用します。
加熱が足りないと消化が悪く、青臭さも残ります。
指に挟むとすっとつぶれるくらいまで、十分に火を通しましょう。
★選び方
《ふっくらとしてつやがあるものを》
ふっくらとして、粒がよくそろい、表面に自然なつやがあるものを選びます。
水煮の豆も市販されていますから、これを利用するのが手軽です。
★保存法
《長期保存なら冷凍がおすすめ》
缶など密閉できる容器に入れて冷暗所で保存するか、冷蔵保存します。
★注意点
《アレルギーの抗原になりやすいので注意》
大豆は、卵や牛乳と並ぶ日本人の3大アレルゲンの一つです。
★大豆豆知識
漢方で知られる大豆の薬効としては、補腎(体力をつける)作用、利尿作用、安胎作用などがあります。
このことから、中国では、虚弱体質の人、疲れやすい人、むくみやすい人、妊婦や生理不順の女性などに用いられています。
また、湿疹やできものに外用するという使われ方もします。
なお、大豆には、黄大豆(いわゆる大豆)のほか、黒大豆(黒豆)、青大豆などがありますが、漢方では黒大豆が最も幅広い作用があるとされています。
「食べもの栄養事典」より
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分