【オールシーズン】ポリフェノールの抗酸化作用に世界が注目『赤ワイン』

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【オールシーズン】ポリフェノールの抗酸化作用に世界が注目『赤ワイン』

★効用
動脈硬化予防
・心臓病予防
・がん予防
・高血圧予防
・老化防止
・血行促進
・貧血予防
・抗ストレス
・精神安定
・食欲増進
不眠症改善
 
栄養
ポリフェノールが体内で抗酸化の役割》
ワインには、ぶどうを皮ごと使って作られる赤ワインと、皮を除いたぶどうで作られる白ワインがあります。
 
栄養素では、カリウムが多く、鉄なども含まれていますが、いまワインで最も期待される成分は、赤ワインに含まれるポリフェノール
ポリフェノールは、ぶどうの皮に多く含まれる抗酸化物質で、からだの中に摂取、蓄積された悪玉といわれるLDLコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化動脈硬化を原因とした心臓病、がん、老化などを予防することが明らかになっています。
最近では、認知症にも有効という研究も進められています。
 
そのほか、ワイン以外の酒にも共通していえることですが、血行促進、ストレス解消、食欲増進、安眠効果などもあります。
適量のアルコールは血管を拡張させるので、血圧を下げる効果も期待できます。
 
とり方
《食べながら適量をゆっくりと》
食べながら飲むということが大切です。
ワインの合いの手として理想的なのは、たんぱく質源となる魚介や大豆製品、ビタミンやミネラルの供給源となる野菜、きのこ、海藻などを取り合わせた料理。
チーズやビタミンEの豊富なナッツ類もよく合うのですが、このようなつまみは塩分やエネルギーの過剰摂取にならないように注意が必要です。
 
飲むだけでなく、うまみ、香り、酸味を利用して洋風の煮込み料理、ソース、下ごしらえなどにも利用を。
ワインのようなアルコール濃度の低い酒は、肉料理に使うと、肉をやわらかくする役目もしてくれます。
 
★おすすめレシピ
《牛肉のソテー赤ワインソース》2人分
<材料>
牛もも(ステーキ用) 2
サラダ油 小さじ1
にんにく 1/2個かけ
赤ワイン 1/4カップ
トマトピューレ 大さじ4
はちみつ 小さじ1/2
マスタード 大さじ1
クレソン 適量
 
<作り方>
  牛肉は塩小さじ1/5、こしょう少々をし、にんにくは薄切りにします。
  フライパンに油、にんにくを入れて火にかけ、きつね色になるまで炒めます。
  ②を取り出し牛肉を入れ、両面を焼き器に盛ります。
  フライパンに赤ワインを入れて煮立てアルコールを飛ばし、トマトピューレ、はちみつ、粒マスタード、塩、こしょう少々を入れます。
  ひと煮立ちさせバター小さじ1を加え溶かし、牛肉にかけ、にんにくとクレソンを添えます。
 
★保存法
《温度変化のない冷暗所に横にして》
 未開栓のボトルの中でも熟成が進む、生きた飲みものです。
光が入らない木箱などに横にして並べ、床下のような温度変化のあまりない場所で保存を。
適当な場所がなければ、冷蔵庫でもOKです。
 
★注意点
《クスリにするか毒にするかは飲み方しだい》
 いかに健康にいいといっても、飲みすぎはよくありません。
限度を超えた飲酒や深酒は、肥満を招いたり、動脈硬化を促進したり、血圧を上昇させたり、心筋梗塞を起こす危険性を高めたりします。
 
飲み方のコツは、酒量がすぎないようにゆっくりと飲むこと。
ワインの場合、1240ミリリットル程度が適量といわれています。
 
摂取量や飲み方に注意して、健康に役立ててください。
 
★赤ワイン豆知識
肉やバターの摂取量はトップクラスにもかかわらず、動脈硬化や心臓病の発生率が著しく低いフランスの謎“フレンチ・パラドックス
 
ところが、近年の調査・研究によって、“フレンチ・パラドックスにはフランス人のワイン好きが関係しているらしいということがわかってきました。
赤ワインに含まれるポリフェノールが、フランス人から動脈硬化や心臓病を遠ざけていたというわけです。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
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