心房細動によってできる血栓が原因 心原性脳塞栓症

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心房細動によってできる血栓が原因 心原性脳塞栓症
 
血管が硬くなると血流が悪くなり、血液を循環させるために心臓にはより強い力が要求されます。
 
こうして心臓に負担がかかると、心臓が筋トレをした状態になり、心臓肥大を起こします。
心臓肥大とは、血液を送り出している左心室が厚くなる症状です。
 
心臓肥大を放置すると、心臓が血液をため込むために拡張したり、押し出すために収縮したりする力が次第に低下し、運動などの際に体が要求するだけの血液を送り出せなくなります。
これが心不全です。
坂道や階段を上ったときに息切れや動悸がするのは、心不全の初期症状です。
 
心臓肥大は心臓のリズムが乱れる心房細動という不整脈の原因にもなります。
心臓の右心房の後ろには、洞結節という特殊な細胞があり、規則正しく電気刺激を発信しています。
洞結節から出た電流は、一定のルートを通って心室の上方にある心房全体に流れ、心室に先行して心房を収縮させています。
このような心房内の正常な電流に異常が発生し、心房が細かく動く状態が心房細動です。
 
心房細動が起こると、心房の中の血液はよどんだ状態になります。
もともと血液は固まる性質があるので、よどんだ血液は血栓を作りやすくなります。
こうしてできた血栓が血流に乗って脳に流れ、脳の血管を詰まらせるのが、心原性脳塞栓症です。
 
心臓でできた血栓は大きいので、脳の太い血管を詰まらせることがあります。
そのため突然の発作を起こしやすく、脳のダメージも大きくなり、症状も重症化します。
 
症状は突然で、半身麻痺、感覚障害、失語、失認のほか、半盲など視覚障害の可能性もあります。
 
また、脳動脈を詰まらせていた大きな血栓が壊れて血流が再開すると、梗塞内が出血する出血性脳梗塞を起こすこともあります。
すると症状はより深刻化します。
「隠れ脳梗塞は自分で治す より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
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