コレステロール、中性脂肪のバランスが崩れる脂質異常

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コレステロール中性脂肪のバランスが崩れる脂質異常
 
血液中に存在する脂質には、LDLコレステロールHDLコレステロール、それに中性脂肪があります。
コレステロールは全部悪玉と勘違いしている人もいますが、実は生命を維持するために欠かせない成分です。
 
LDLコレステロール(低比重リポ蛋白)は、肝臓からコレステロールを全身に運ぶ役割を担っています。
しかし、その量が多くなると血管の壁の中に置き去りにする性質があります。
いっぽうのHDLコレステロール(高比重リポ蛋白)は、余分なコレステロールを回収して肝臓へ戻す働きをします。
 
多過ぎると障害を起こすLDLは悪玉コレステロール、足りないと不具合が起きるHDLは善玉コレステロールと呼ばれます。
 
動脈硬化の傷ついた血管内皮に入り込んでプラークを作る犯人は、多くなりすぎたLDLコレステロールです。
特に高血圧や糖尿病に脂質異常が加わると、傷ついた血管の壁に余分なLDLコレステロールが入りやすくなります。
リスク因子が増えると動脈硬化の心配がどんどん増すのは、このためです。
 
また、中性脂肪は、LDLコレステロールを小型化させて、さらに血管壁に入りやすくします。
さらに、善玉のHDLコレステロールを減らすこともわかっています。
 
甘いものや脂肪分の多い食品、さらにアルコールの大量の摂取は血液中の中性脂肪を急増させます。
それを繰り返していると、中性脂肪が高い状態が慢性的になります。
このような状態も脂質異常です。
 
コレステロール中性脂肪の量がアンバランスになる脂質異常は、動脈硬化から脳梗塞を引き起こす大きな要因なのです。
「隠れ脳梗塞は自分で治す より」
 
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「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6葉酸は老化を防ぐうえで、もっとも重要なビタミンとされています。
また、老人性認知症患者の脳にはビタミンB12が不足しているという報告もされています。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるためにビタミンB12に注目していただきたいと思います。