
脳の老化は個人差が大きく“年相応”はない
20代くらいの若いときにくらべて、年をとると私たちの脳はどのくらい萎縮するのでしょうか?
実は、これこそ驚くほど個人差が大きいのです。
80歳くらいのおおぜいの人の脳の画像をみくらべるとよくわかりますが、萎縮が小さく若い脳もあれば、アルツハイマー病でずいぶん萎縮が進んでしまっている脳もあります。
よく“年相応”といいますが、脳にはそのような平均値はありません。
年をとると脳が萎縮して働きが低下するのは確かですが、年齢とともに平均的に脳の働きがどう変化していくかという研究は行われていません。
脳とは使い方によってそれほど個人差がでてくるものなのです。
脳の研究が進むにつれ、昔は常識とされていたが覆されることも珍しくなくなりました。
その1つに、「年をとると脳は発達しない」という“常識”があります。
ごく最近までは、脳の神経細胞は生まれたときから数が決まっていて、年とともに少しずつ減っていくために、年をとったら脳の働きも落ちてくるのは当然である、年をとって脳の働きをよくするのは不可能だと思われていました。
しかし、これは間違いであることが、最近の脳研究によって明らかになりました。
「脳の機能は使わなければ落ちる、使えば伸びる。それは年齢には関係ない」というのが、いまや常識です。
脳を使えば、その働きは確実に向上します。
脳を使えば、そのネットワークはさらに強固なものとなります。
これが脳が発達するということです。
逆に、脳を使わなければ、ネットワークも弱くなります。
脳とはそういうものです。
たとえば、手や指を使って何かをすると、それに対応している脳の部分が発達します。
指先を使って細かい作業をする職人さんやピアニストなどは、手からの情報を受け取る脳の部分が発達して、広い範囲を占めているはずです。
そのために手を器用に使えるのです。
しかし、そんな人たちでも、現役を引退して、手をあまり使わないようになると、脳の中にしっかり築かれたネットワークは退化していきます。
手を使わなくなったからといって、足を動かす部分まで退化するわけではありませんが、今まで広い領域を占めていた、脳の中の手に対応している部分は、確実に領域が狭くなります。
ですから、脳を発達させようと思ったら、脳をまんべんなく使わないといけません。
俳句を作ったり、本を読んだり、ゲームをしたりという知的作業だけが脳を発達させるわけではありません。
手も使わなければいけないし、足を使って歩くことも、走ることも大事です。
要するに、脳を鍛えるには、体全体をまんべんなく使って、脳のあらゆる場所に刺激を送ってやらなければいけないのです。
年をとっても、このようにして脳を使えば、萎縮のスピードを遅らせて若々しい脳を保つことができます。
★ 脳の老化は個人差が大きく“年相応”はない。
★ 脳の機能は使わなければ落ちる、使えば伸びる。
★ 脳全体を発達させようと思ったら、体全体をまんべんなく使うことが大事。
「脳ボケはNO!脳を悦ばせて生涯現役 より」
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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