
肌のカサつきには、高価なクリームよりも、肉が利く!
10代や20代の頃はどんなに肌がみずみずしかった人でも、年齢とともに、肌はどうしてもカサついてくるものです。
そんなとき、どうしますか?
奮発して高いクリームを買いますか?
すでに買って、毎日使っているという人もいるでしょう。
しかし、残念ながら、どんなに高価なクリームを使っても、肌のカサつきを根本的に改善することはできません。
なぜなら、肌がカサつくのは、肌の水分量の問題が大きいからです。
表皮の一番上の角質層という部分の水分量が少ないことが、肌がカサつく大きな原因です。
つまり、しっとりした肌を保つためには、肌の外側からクリームで脂を補うことよりも、肌の内側から角質層の水分量を十分に保つことのほうが、より大切なのです。
ここで、角質層について、説明しておきましょう。
角質層は、角質細胞というものがレンガ状に積み重なって作られています。
角質細胞はケラチノサイトという物質が変化してできたもので、その重要な材料がケラチンというたんぱく質です。
この角質細胞はケラチン繊維と線維間物質から成り立っています。
線維間物質には、肌の保湿と大きなかかわりのあるNMF(天然保湿因子)というものがあって、それがスポンジのように水分を引き寄せることで、肌の水分量を保っているのです。
そして、このNMFの多くの部分はアミノ酸でできています。
たんぱく質が豊富な食べ物といえば、肉・魚・卵・大豆・大豆製品です。
肉・魚・卵・大豆・大豆製品は食べすぎてもカラダや肌のためによくありませんが、毎日適量食べることは、たんぱく質を十分に補充するために重要です。
目安として、肉や魚なら50~100g程度、卵は1コ、大豆・大豆製品ならば木綿豆腐3分の1丁(100g)程度を1日の中で、朝食、昼食、夕食の3食に
振り分けて食べるようにしましょう。
何万もする高価なクリームを表面から塗るよりは、そのお金で、おいしい肉を買って食べたほうが、ずっと美肌効果が高いと思います。
「老けない人は何を食べているのか より」
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
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