熟睡できないと動脈硬化が起こりやすくなる

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熟睡できないと動脈硬化が起こりやすくなる
 
今、成人の3割以上が「寝つきが悪い」「夜中に目が覚めてしまう」「熟睡できない」「早朝に目が覚めて、そのあと眠れない」など、睡眠の悩みを抱えているそうです。
 
実は、こうした睡眠の問題も、血管の老化と密接に関係しています。
 
眠りが悪いと、自律神経のバランスが崩れ、通常なら下がるはずの睡眠中の血圧が高くなるだけでなく、日中の血圧にも影響して高血圧を悪化させてしまいます。
また、睡眠不足は食行動の異常や日中の原因となって、血糖値まで上げてしまいます。
その結果、動脈硬化が起こりやすくなるのです。
 
ここまでは、睡眠の問題が血管の老化を引き起こすという話でしたが、逆の矢印も成り立ちます。
 
つまり、血管が老化すると、さらに眠りの質が悪くなるのです。
 
なぜなら、人は、体温が下がったときに眠くなります。
よく「寝る前にぬるめのお風呂に入るといい」と言いますね。
それは、入浴によって一旦上がった体温が下がっていくと、熟睡しやすいからです。
 
ところが、末梢の血管がキュッとしまっていると、手足は冷たいのに体の内部は熱がこもったままに。
表面は冷たいけれど中は熱いというポットのような状態になります。
そうすると、深部体温が下がらないので、スムーズに眠りにつけず、熟睡をしにくいのです。
 
赤ちゃんは、眠くなると手足がぽかぽかと温かくなります。
それは、手足の末梢血管がしなやかに開いて、体温を上手に外に逃がしているからです。
 
こうしたしなやかに開く血管が、熟睡するには必要。
逆に言えば、熟睡できないという人は、血管のしなやかさを失っている危険性大です。
 
ところで、「冷え性で寝つきが悪いから」と、電気毛布をかぶったり、靴下を重ねばきして布団に入っていませんか?
 
そうすると、熱を逃がせず、深部体温が下がらないので、かえって眠りが浅くなってしまいます。
良かれと思っていることが実は良い睡眠を妨げ、血圧と血糖を上げ、血管の老化につながっているのです。
「人は血管から老化する より」
 
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 認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
 
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
 
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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