痛みは取った方がいいのか、取らない方がいいのか

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痛みは取った方がいいのか、取らない方がいいのか
 
痛みは取った方がいいと思いますか、それとも取らない方がいいと思いますか?
「痛いのはイヤだから、取った方がいい」と思う一方で、「痛みだけを取ると、本当は治っていないのに動かすことができてしまうから、逆によくないのではないか」とか、「痛みだけを取ってしまったら、病気が治ったかどうかわからないから、よくないのではないか」とも、思いませんか?
 
実は、このふたつの考え方は、少し前まで医師の間でもごく当たり前に混在していました。
その原因の一つは、傷みのメカニズムがよくわかっていなかったことにあります。
 
痛みのメカニズム
 
痛みには「急性痛」と「慢性痛」があります。
 
「急性」とは、転んでケガをしたら痛いとか、ナイフで指を切ったら痛い、といった痛みで、これは身体にとってのアラームです。
「組織が傷つけられましたよ!」という警報であり、警報が出たと感じることで、人はパッと手を引っ込めたり、身体を遠ざけたりします。
急性は、身体を守るために必要な仕組みなのです。
 
それに対して「慢性痛」は、本来必要ない痛みです。
たとえば、片頭痛の痛みが身体のためになっているかといえば、なっていません。
関節リウマチの痛みが身体のためになっているかといえば、なっていません。
身体に必要ない痛みが出てしまっているわけで、いわば痛みそのものが病気です。
このような痛みは、取るのが当たり前なのです。
 
また、急性痛であったとしても、「痛い!」という警報を発して身体を守る役割を果たした後は、痛みを持続させる必要はありません。
ケガややけどをしたことに気づき、治療を開始したら、痛みが続く必要はないのです。
 
ところが、痛みのメカニズムがよくわかっていなかったときには、「痛みは身体にとって必要なものだ」という認識のもと、往々にして痛みをきちんと取らないケースがありました。
急性痛に対しても、慢性痛に対してもです。
「痛みというのは身体からの信号だから、むやみに取ってはいけない」というわけです。
「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれにもおすすめです。
 
ビタミンB12の働き
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