
夜中に目が覚めても起き上がらない
寝つけないときや、夜中に目が覚めてしまったら、そのまま起きてしまったほうがいいという人がいますが、そのまま真っ暗な中で起きずに目を閉じていると、自然と眠くなるように体のリズムはできています。
とはいえ、年を重ねると、トイレに行きたくなって目が覚めることもしばしばですね。
これは睡眠ホルモンや、夜働くはずの抗利尿ホルモンが、加齢とともに減っていくことが原因です。
もちろん、がまんする必要はありませんが、いきなり皓々と灯りをつけて、視覚的な刺激でメラトニンを損ねたり、交感神経を優位としないことが肝腎です。
トイレに行くときもフットライトなど、転倒しない程度の薄明かりにとどめましょう。
遮光カーテンをつけるなどして、寝室を真っ暗にして寝るのがベストです。
歯みがきは眠る30分前までに
30代後半頃から眠りが浅くなり、夜中や早朝に目が覚めたりする人が増えます。
これは睡眠の老化現象。
かといって、大豆製品や肉をたくさんとっても、それがそのままメラトニンになることはありません。
必要以上にとりすぎれば利用されずに排泄されるだけ。
通常の食事をしていれば十分まかなえます。
メラトニン減少の影響を最小限にするには、昼間にしっかり光を浴びながらリズム運動をして、メラトニンの前駆物質であるセロトニンを増やしたり、夜は間接照明にして浴びる光を減らすことによりメラトニンをそれ以上減らさないことが大切です。
睡眠の貯金はできません
休日は1日中寝て過ごす人も多いようですが、睡眠の貯金はできません。
10時間以上の“寝だめ”は体内時計のリズムを乱し、かえって不調を招きます。
週末も朝起きる時間を平日と同じにして、体内時計のリズムを崩さないことが大切です。
寝不足のときは普段より3時間くらい早く寝てしまうとよいでしょう。
14時頃になると、急に睡魔が襲ってくるという経験は誰でもあると思いますが、これは食事をしたからではなく、時計遺伝子的にプログラムされているからです。
深夜2時は時計遺伝子プログラムとして、もっとも深い眠りの時間帯ですが、14時も休息の時間としてセットされているのです。
日中、眠気を感じたら、昼食後から15時までの間に15分以内の昼寝が効果的です。
脳が活性し心身がリラックスします。
午後に30分以上寝てしまうと、脳も体も就寝モードに入って起きるのがつらくなり、体内時計が乱れ、夜の睡眠を阻害するのでご用心。
「「毛細血管」は増やすが勝ち! より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12について?
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