ホルモンが最大限に力を引き出せる生活習慣が必要

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ホルモンが最大限に力を引き出せる生活習慣が必要
 
私たちの体は臓器レベルから細胞レベルに至るまで、膨大なパーツで構成されていますが、全身の細胞が持つ「本来の力」を、環境に対応しつつ、最大限引き出すためのサポーター、それがホルモンです。
 
体は環境条件が変化すると、すぐに反応を起こします。
 
涼しい季節と暑い季節によっても違うし、食前と食後、就寝前と起床後でも違います。
 
ホルモンはそういう置かれた環境条件に適応するための「職人」であり、私たちの体を自在に動かすためのコントローラーです。
 
それぞれのホルモンが担当する体の部位を、それぞれがもっともいい状態に持っていってくれるように働いた結果、体はその時の環境下でもっともいい状態になります。
 
細胞が本来持っている力を引き出せる環境を、理想的な形に近づけることが、私たちの臓器の機能を100%引き出すことになり、同時に臓器を傷めない方向へとつながりますから、結局は老化や病気を制御することになるのです。
 
だからこそ、「ホルモンが最大限に力を引き出せるような生活習慣」が必要です。
 
一方、ある一つのホルモンだけが単独行動で複雑な調整をしているわけではない、ということを知っておくことも大切です。
 
あるホルモンの機能には多くのホルモンが関わり、そこには連係プレーが必要になります。
 
ホルモンは血液を介して運ばれる特性がありますから、血液の流れが滞るとホルモン・バランスが崩れます。
体を過酷な条件に置く、あるいは心身に過大な負荷をかけるような生活を続けると、当然ながらホルモンの流れが崩れ、ホルモン同士の連係プレーが崩壊してしまいます。
 
それは体の制御機構を維持するという視点で見れば、マイナスへと向かっていることになりますから、心のバランスが崩れる、病気になりやすいなど、よくないことが起こる可能性が高まるわけです。
 
私たちの日常生活も、常にホルモンとの連係プレーだと考えておくとよいでしょう。
 
「あの人は、年の割には若い」
と言われる人は、
減り始めたホルモンを、
最大限引き出せる生活習慣を持っている。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について?
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