スキンシップで幸福度を高める

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スキンシップで幸福度を高める
 
人と関わる気分になれないならば
動物とふれあうことで
 
セロトニンを増やすには、人とのふれあいが一番。
 
そんなことをお伝えすると、セロトニンが増えようがなんだろうが、人とは絶対ふれたくないし、ふれられたくもない!そんな人もいるでしょう。
 
また、一人になりたい、という気分のときもあるかと思います。
 
それがたまになら良いのですが、恒常的に続いているというのは、実は危険な兆候です。
セロトニンが足りていない可能性が高いでしょう。
 
生活が不規則になったり、人とコミュニケーションを取らなくなったりすると、ますますセロトニンが出にくい環境になり、悪循環を招きます。
 
そこで、「人と会うのも億劫だ」という状況を打破する方法が一つ、「動物とふれあう」ことです。
 
猫や猿などは、じゃれあったり毛づくろいをすることで親愛の情を示し合っていますが、人間も動物に触れることでセロトニンを増やすことができます。
 
「アニマルセラピー」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
 
日本ではまだまだ一般的ではないアニマルセラピーですが、アメリカでは、「アニマル・アシステッド・アクティビティー(AAA)、「ペットセラピー」、「アニマル・アシステッド・セラピー(AAT)」、「ドッグセラピー」などさまざまに呼ばれ、積極的に取り入れる医療現場も増えています。
またフランスなどでは保険適用されることもあるそうです。
 
 ミズーリ大学のジョンソンとメドーズの研究ですが、19才~73才の被験者に、犬とロボット犬のAIBOをさわらせて、被験者(そして犬)の血液を採取して調べたところ、生きている犬にふれたときは、セロトニン(他にもオキシトシンなども!)の増加が見られたとのことです。
逆にAIBOの場合は減少したそうです。
 
 家に動物がいないという方も、簡単に日本で動物とふれあえる場所の一つが、猫カフェです。
 
 猫に限らず、最近はペットショップでもさわらせてくれるお店もありますし、ウサギカフェ、ハリネズミカフェ、フクロウカフェというのもあります。
都市部に行けば何かしらの動物カフェがあるかと思います。
 
 また、動物をさわったり、抱っこしたりできる施設のある動物園も増えているので、何かしらのアニマルセラピーができるでしょう。
 
ちなみに、環境が許すのであれば、セロトニンを増やすのに良いのは、「犬を飼う」ことです。
 
猫は多少放っておいても良いですが、犬の場合は、彼らの健康のために朝・夕は散歩をする必要があります。
また、エサも決まった時間にやらないといけません。
 
セロトニンは日光を浴びることによって分泌量が増えるのと、さらに運動効果もあって、朝の目覚めはバッチリ。
夜も犬がいるとなれば、遅くまで予定を入れることができません。
イヤでも規則正しい生活が身につき、犬とふれあうことで、セロトニンが出やすい環境ができていきます。
 
またもう一つ、散歩を通じて飼い主同士のコミュニケーションも自然とできるようになるのも、犬を飼うことの大きなメリットでしょう(サウジアラビアの一部地域では、「男女の出会い防止」のために犬の散歩が禁止されているくらいです。
 
人間は、クレオパトラの時代から猫を飼っていたと言いますが、人がペットを飼ってきたというのは、経験的に「ペットに癒やされる」という実感があってのことなのでしょう。
「科学的に元気になる方法集めました より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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