香りでストレスを減少させる


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香りでストレスを減少させる
 
コーヒー豆の香りを
じっ……と嗅ぎ、
良い気分になるのを待つ
 
仕事や家事などを集中して行ったあと、「あ~一息つきたいなぁ」というとき。
 
おすすめなのは、コーヒーです。
 
と言っても、コーヒーブレイクでコーヒーを飲む人は多いと思うので、「今さら言われるまでもない!」と言われてしまうかもしれませんが、少しだけお付き合いください。
 
なぜコーヒーなのか、コーヒーの何が良いのか、ここが重要なのです。
 
たとえば、会社のちょっとした休憩時間があったら、最近はコンビニでも引き立てのおいしいコーヒーが買えるので、とりあえず、コーヒーを買って来てください。
 
ここでのポイントは、ちゃんと香りがするコーヒーを買うことです。
なぜなら、実はコーヒーの豆の香りそのものに驚くべき効能があるからです。
 
コーヒー豆の香りには、睡眠不足や疲労の原因とされている「活性酸素」によって破壊された脳細胞を呼び戻す効果がある、という結果が出ています。
 
ソウル大学のスーらは、こんな実験を行いました。
 
1 正常なネズミ
2 24時間眠れない状態でいるネズミ
 
をそれぞれ用意して、コーヒー豆の香りをかがせて脳の状態を調べました。
すると、寝不足状態のネズミの中で減少していたストレスから脳を守る分子が、部分的ながら回復したというのです。
 
つまり、コーヒー豆の香りによってストレス減少効果が認められたということです。
 
疲れたときには「カフェイン」の効果を期待してコーヒーを飲む人は多いでしょう。
そんな習慣がある人は、思い込みの力(プラセボ効果)も手伝って、香りをかぐとシャッキリする!という人もいるかもしれません。
 
しかし、この実験はネズムを使ったもの。
動物に「カフェインでスッキリ!」といった思い込み作用が働くことは考えられないので、本当にコーヒーの香りそのものに生物の身体に働きかける効果があることが推測されます。
 
また、バロンという社会心理学者の研究によると、大型ショッビングモールの中に煎ったコーヒー豆やシナモンロールやクッキーのお店の香りが漂っていると、お札の両替などを頼まれても快く引き受けてくれるなど、人が親切になるという調査結果があります。
 
コーヒー豆のような良い香りをかぐと、人間はそれだけで気分が良くなってしまい、その感情が「人を助けたい」という形で行動に出るのだそうです。
 
つまり、コーヒーは飲まなくても十分なリラックス効果が期待できます。
 
たとえば、コーヒー豆を買っておいて、何粒か取り出し、香りだけ嗅いでみる、というのも一つの方法でしょう。
 
ゆっくり、じっくり嗅いでみて、一息つく。
すると、混乱していた頭がスッキリとしてくることでしょう。
「科学的に元気になる方法集めました より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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