【習慣4】血管のストレスを取り除く

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【習慣4】血管のストレスを取り除く 
 
血管はストレスに弱いのです。
 
ココロとカラダのストレスが血管のストレスへとつながります。
 
ココロやカラダが緊張状態になると、血管も一緒に緊張状態となります。
 
緊張状態の中では、血管はストレスを受け、収縮して縮こまってしまいます。
 
血管の中は細くなっていますので、血液は通りづらく、固まりやすくなり、血管は傷つきやすくなります。
 
その時点でストレスがとれれば血管は再び拡張しますが、この緊張状態が常に続いていると……。
 
やがて、傷ついた血管は丈夫さを失い、破裂の道か、閉塞の道へ。
 
血管がストレスに非常に弱いことを、知っていなければいけません。
 
ストレス過多で最も起こしやすい病気は、心臓発作です。
 
血管病予防で最も大切なことのひとつ、どうやって血管にストレスをかけないように予防するか、いかに血管が収縮しづらく、拡張を保った状態にするか、どうやって、すでにかかっている血管のストレスを取り除くか。
 
方法は2つあります。
 
ひとつは、心身をリラックスさせ、副交感神経を優位に働かせる方法。
 
もうひとつは、NOを増やす方法です。
 
血管のストレスを取るためには、心身のストレスコントロールがとても大事になります。
 
カラダの中には交感神経というカラダを緊張させる神経と、副交感神経というカラダをリラックスさせる神経があります。
緊張状態が続いているときは、交感神経がかなり優位に働いています。
 
そこで、常に緊張状態にならないようにリセットの時間をつくったり、ココロのリラックス方法を考えたりすることで、副交感神経を活性化させる必要があります。
 
また、栄養バランスの乱れを整えることも、副交感神経の活性化に役立ちます。
 
そして、ここでもNOが関係してきます。
NOとは血管内皮から出る血管拡張物質です。
ストレスがかかっているときは、血管のNO産生量は相当少なくなっています。
たとえ心身のストレスが蓄積していても、NOがたくさん産生されていれば、血管自体のストレスは軽減されるのです。
 
NOの増やし方はたくさんあります。
 
栄養バランスの面からも、運動の面からも、ストレスコントロールの面からもできます。
 
言い換えれば、血管強化に励めば、ほぼすべてはNOの増加につながるといえます。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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