正しい栄養をとることは血管強化の肝

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正しい栄養をとることは血管強化の肝 
 
正しい栄養こそ、血管強化の肝となります。
 
血管にとってどんな栄養がよくて、どんなものが邪魔なのか?
よいと信じ込んでいたその食品は、本当に血管強化につながっているのか?
 
まず血管によいとされる栄養素にはどんなものがあるかをお話します。
 
5大栄養素って聞いたことありますか?
 
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルの5つのことを指しています。
 
これらの5大栄養素は、人間が生存するための必須栄養素と言われています。
 
最近はこれに食物繊維とファイトケミカルを加え、必須7大栄養素と呼ばれるようになっています。
 
3大栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質は、人間が活動するためのエネルギー源になりますが、タンパク質だけは活動のエネルギー源以外に、臓器、器官を構成する材料となります。
 
すなわち、血管を構成する材料となるのがタンパク質なのです。
 
ですから、血管強化にタンパク質は絶対に欠かせません。
良質なタンパク質摂取が必要です。
 
それに、タンパク質は酵素の材料にもなっています。
 
そして、ビタミン、ミネラルはその酵素が正常に作用するのを助ける働きがあり補酵素と言われています。
血管で一番大事な内皮細胞に十分な栄養を与えてあげること、そのためには十分なタンパク質、ビタミン、ミネラルの摂取が必要なわけです。
 
次に食物繊維。
食物繊維は血液に栄養を送り込む入口、腸の環境を改善する上で必要です。
 
これは実に多くの種類があり、植物に含まれています。
 
強力な抗酸化作用がある以外にも、免疫機能を高めるなど、さまざまな作用を持っています。
 
血管にとって最大の敵のひとつは酸化です。
ですから血管の酸化を抑えるために、抗酸化作用の強いファイトケミカルの摂取も有用です。
 
また、活性酸素を抑えるために、細胞内には抗酸化システムがあります。
もちろんそれは血管内皮細胞にもあります。
抗酸化システムは、抗酸化酵素が中心になって働き、それをビタミン、ミネラル、ファイトケミカルがサポートしています。
抗酸化酵素はもちろんタンパク質でできています。
 
要するに、血管の老化を抑えるためには、さまざまな栄養素が必要なのです。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)・塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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