“くすぶり(慢性炎症)”はやがて、“大火事(深刻な病気)”になる!

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“くすぶり(慢性炎症)”はやがて、“大火事(深刻な病気)”になる!
 
□「ある日突然!」気づいたときは……
 
「急性炎症」と「慢性炎症」は、火にたとえるとわかりやすいかもしれません。
パーッと炎を上げて燃えるけれど、比較的早く燃えきって元に戻るのが急性炎症だとすれば、慢性炎症は、火種がぷすぷすとくすぶり続けているようなイメージです。
 
たとえば、たき火のあと、すっかり火が消えたように見えてもじつは火種が残っていて、しばらく経ってから再びじわじわと燃え始めて火事になる――ということがあります。
あるいは、火を消したと思ってタバコの吸殻をごみ箱に捨てたら、内部にまだ火が残っていて火事になった、とか。
どちらも、表面上は火が消えたように見え、炎も煙も上がっていなかったために、気づかずに見過ごされてしまったわけです。
でも、内部ではじつはくすぶっていた。
 
「慢性炎症」はそんな風に、炎を上げずにぷすぷすとくすぶり続けているような状態です。
痛くも熱くもなく、“火種”として認識されないために、何の対処も取られず、そのまま放置されやすいのです。
 
□「こんなことでいいの!?」“大火事”を防ぐ小さな習慣
 
炎を上げて燃えているわけではないならいいじゃないか……と思うかもしれません。
でも、たとえばコンセントに溜まったホコリでさえ、発火の原因になり、大火事に発展することもあります。
たかがホコリで、です。
 コンセントに溜まったホコリなんて、まさに「このくらい大丈夫だろう」と掃除をさぼっていたり、ホコリが溜まっていることにもまったく気づかないまま、放置されていたのではないでしょうか。
 慢性炎症も同じです。
「このくらい大丈夫」と甘く考えていたり、あるいはくすぶっていることにまったく気づかないまま、長い間そのままにされた結果、ごく弱い炎症が長く繰り返され、じわじわと体をむしばんでいき、「線維化」といって臓器がかたくなったり、本来の機能を果たせなくなったりして、あるとき大きな病気を発症してしまうのです。
 
 そして、普通に生活をしていても知らず知らずのうちにホコリが溜まっていくように、誰もが「慢性炎症」を、知らず知らずのうちに大なり小なり抱えています
 
 なんらかの理由でじわじわとはじまり、最初はうっすらと煙が漂うだけだったのが、長い時間をかけてじわじわじわじわ広がり、ちょっとずつ体を燃やしていく――。
そんなイメージです。
 でも、日頃から意識をして掃除をしていれば発火するほどにホコリが溜まることはないように、慢性炎症も、生活のなかで気をつけていれば大火事になる前にくすぶっている火を消すことができます
その具体的に方法を、お伝えしましょう。
「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
 現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経(手・足)の不調はもちろん、中枢神経(脳・脊髄)の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
ビタミンB12について?
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