「言い方」と自律神経はつながっている

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「言い方」と自律神経はつながっている
 
自律神経が乱れると、人はいろいろな「言い方」をしてしまうとお話しましたが、そもそも自律神経とはいったい何なのでしょうか?
 
名称自体は耳にしたことがあると思いますが、具体的な働きはあまり知られていません。
医師でさえ、自律神経がどれほど大きな役割を果たしているのか、正しく理解している人は少ないのが現状です。
 
たとえば、自律神経の働きにはこんなものがあります。
 
・眠っている間の呼吸をコントロールする
・暑いときに発汗し、体温を下げる
・寒いときに鳥肌を立てて、体温が奪われるのを防ぐ
・まぶしい時に目を閉じる
・熱いものに触れた時、瞬時に手を離す
 
ふだんの生活ではあまり意識しない、縁の下の力持ちのような働きを数多く担っているのです。
しかし、もっとも重要な役割は、全身にはりめぐらされた血管すべてをコントロールしているということです。
 
私たちの体は、約37兆個の細胞からできており、その一つひとつの細胞に栄養と酸素を送り届けることが健康の要です。
そして、その機能を担っているのは血流であり、血流をコントロールしているのが、自律神経です。
血管の長さは、すべてつなぐと10万キロメートル(地球を2周半長さ)にも及ぶといわれています。
自律神経は、その膨大な長さの血管すべてに沿って走っていて、全身の血管の動きをコントロールしているのです。
 
血流には、細胞の排泄物を体外に送り出したり、免疫細胞を運んだりする役割もあるため、血流が滞ると細胞の機能が低下し、免疫力も低下してしまいます。
 
反対に、血流がスムーズで、細胞のすみずみまで質のいい血液が流れるようになると、すべての臓器に酸素と栄養を充分行きわたらせるので、体調がとてもよくなります。
実はこれこそが、自律神経によって、「言い方」が左右される重要なファクターなのです。
 
血流がよければ、脳をはじめとする全身の細胞に酸素と栄養が行きわたり、正しい言い方をすることができますし、パフォーマンスも高まります。
 
つまり、
自律神経が整っている
血流がよくなる
一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」ができる
というわけです。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12の働き
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