「ふくらはぎ」の筋肉収縮で血流をよくする

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「ふくらはぎ」の筋肉収縮で血流をよくする
 
「ウォーキングをする時間がない」「ひざが痛くて歩けない」という方には、より手軽にできる「ふくらはぎ体操」がおすすめです。
 
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれます。
 
心臓は全身に血液を循環させるために新しい血液を送り出します。
ただ、体の末端、とくに心臓より遠く離れ、低い位置にある足の血液を心臓に戻すのは大変です。
そこで、ふくらはぎの筋肉が収縮することでポンプの役割を果たし、下半身の動脈や静脈の血流をよくするのです。
 
しかし、運動不足の現代人は、足を動かす機会が減っているため、この循環が滞っていることが多いのです。
 
そこで、この「ふくらはぎ体操」の出番です。
 
患者さんにこのふくらはぎ体操を実践していただいたところ、たった4日間で「NO」の量が増えていました
 
「ふくらはぎ体操」は、できれば朝・昼・夜にそれぞれ1セットずつ、1日3回行ってください。
 
立って行うふくらはぎ体操は、食器洗いや歯みがきをしながらでもできます。
座って行う体操は、入浴時に浴槽の中でやってもいいでしょう。
足の疲れやむくみの解消にもなりますので、ぜひお試しください。
 
※NO(エヌオー)=「一酸化窒素」
・「血管内皮細胞」から分泌される
・血管の筋肉を弛緩させて血管を拡張するなどの機能がある
 
「血管内皮細胞」には血圧をコントロールしたり、血管についた傷の修復を促したりする機能も備わっています。
それらを主に担うのが「NO(一酸化窒素)」です。
心筋梗塞脳卒中など血管の病気の改善に「NO」が効果をもたらすとして、さらなる研究が進められています。
 
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「「血管を鍛える」と超健康になる! より」


 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
ビタミンB12、葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症の方に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12について?
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