上半身のこりもほぐれる「手クロス体操」

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上半身のこりもほぐれる「手クロス体操」
 
「座りすぎ」が死亡のリスクを高めることがわかっています。
また、世界20カ国を対象に座っている時間を比較した調査では日本が世界1位という残念な結果も。
 
仕事中は座りっぱなしであまり体を動かす機会がないという人は、仕事の合間などに「ふくらはぎ体操」にプラスして、この「手クロス体操」を積極的にとりいれましょう。
気分転換にもなり、仕事もはかどります。
 
血流を一時的に止め、その後流すことで血管を収縮・拡張させるこの体操は、上半身の血流改善に効果的で、肩こりの改善にもつながります。
 
下半身の筋肉を動かす「ふくらはぎ体操」と合わせて毎日行なえば、全身の血流がよくなり、「血管内皮細胞」が刺激されて「NO力」がさらにアップします。
 
ちなみに、血管を健康にするためには、激しい運動よりも軽い有酸素運動1日30分程度行うのが一番効果的です。
家事や通勤などが有酸素運動として有効であることは、米国心臓協会などによる大規模調査の結果により科学的に実証されています。
家事や通勤時間も15分程度の運動としてOK。
その他、ご紹介したような軽い体操を合計15分程度行なえば、1日30分もラクにクリアできます!
 
※NO(エヌオー)=「一酸化窒素」
・「血管内皮細胞」から分泌される
・血管の筋肉を弛緩させて血管を拡張するなどの機能がある
 
「血管内皮細胞」には血圧をコントロールしたり、血管についた傷の修復を促したりする機能も備わっています。
それらを主に担うのが「NO(一酸化窒素)」です。
心筋梗塞脳卒中など血管の病気の改善に「NO」が効果をもたらすとして、さらなる研究が進められています。
 
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「「血管を鍛える」と超健康になる! より」
 
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
 
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
 
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
 
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12について?
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