「誰にでも愛される人」になれば認知症は遠ざかる

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「誰にでも愛される人」になれば認知症は遠ざかる
 
「ボケるとは怒ることなり」といわれますが、認知症には怒りん坊症状が多発します。
「最近、人が変わったように、すぐ怒り出す」の一言で、認知症の診断も可能になるくらいです。
 
また、怒りん坊は高血圧や糖尿病も生み出します。
人間関係も崩壊します。
怒っていいことは一つもない。
 
そうした怒りん坊症状を見抜いたように、オキシトシン作用には、遁走欲(とんそうよく)や恐怖心の減少の作用もあります。
すると、逃げる必要も恐れおののく必要もなくなる。
落ち着いて一つ事に集中可能になる。
 
集中可能になれば、記憶力も増して、物忘れも減少する。
認知症にも明るい希望が生まれてきます。
 
怒りやすさや反抗、イライラが解消されれば、人当たりがよくなります。
良好な対人関係が築かれ、介護の手間も省ける。
こうして、「愛されるジイ様、バア様」の誕生になります。
 
「誰にでも愛される人」が誕生すると、人が集まり、楽しい会話も増えます。
認知症はさらに遠ざかります。
 
方法は、10分間くらい、両手で親の背中を優しくなでるだけ。
指圧、マッサージ、あんまのテクニックは必要なし。
ただただ、優しくなでるだけです。
この方法は、NHKテレビでも紹介され、記憶力低下や名前忘れ、認知症の予防に有効と認められ、注目されています。
背中なでの気持ちよさは、予想以上の好結果をもたらします。
脳内からオキシトシンという物質の分泌を促すのです。
 
オキシトシンは脳内ホルモンの一種で、生まれ故郷は脳内の奥深くにある視床下部あたり。
そして別名は、「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」。
「信頼ホルモン」。
この「幸せ」、「愛情」、「信頼」に目をつけた多数の大学では、自閉症解決に大きな効果を生み出しています。
オキシトシンは、その後の研究でいろいろなことが判明しました。
まず、闘争欲を減少させる。
ということは、怒りん坊や無用の反抗、さらにはイライラの解消をもたらします。
「人の名前が出てこなくなったときに読む本 より」
 
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ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症の方に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
現在60歳以上の2割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、内因子が
少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
萎縮性胃炎など胃の病気などで内因子が作れない場合も吸収が困難になります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
最近では、ケタ違いに大量のビタミンB12を摂取することで、脳神経系にさまざまな効果が認められることがわかってきました。
脳神経系への積極的な作用を期待するには、1日に3000μg(マイクログラム)をとるよう提唱しています。
 
ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、補った方が良いとされています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
 
ビタミンB12について?
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