腸の平和を保つ善玉菌

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腸の平和を保つ善玉菌

 

「善玉菌」とわざわざ名づけられるぐらいですから、わたしたちの腸内には「悪玉菌」も存在します。

 

さらに、ふだんはなにもしない割に、悪玉菌が優勢になると一緒になって悪さをする日和見菌という菌もたくさんいます。

まるで社会の縮図のようです。

 

わたしたちの腸内では、そうした3つのタイプの、約1000種類、約100兆個もの腸内細菌が、腸内フローラを形成して住みついています。

 

 

・善玉菌  腸の消化吸収を促進し、老廃物を除去する

・悪玉菌  有害物質をつくり出し、腸の炎症を引き起こす

日和見 ふだんはなにもせず、腸内環境が悪化してくると悪さをする

 

 

善玉菌は食べ物を栄養として分解し、老廃物も分解し、さらに短鎖脂肪酸という成分を産生します。

 

腸内が弱酸性に保たれることで腸は元気に活動することができ、免疫細胞や神経伝達物質にも作用して心身が健康でいられます。

 

つまり、「腸内環境を整える」とは、善玉菌がきちんと働けるようにするということなのです。

 

 

一方、悪玉菌が多くなれば、食べ物の老廃物から有害物質を生成し、腸の炎症を引き起こして機能を阻害します。

 

腸の元気がなくなり、蠕動運動という食べ物を押し出す動きも弱まると、便秘を引き起こします。

便がいつまでも腸内にとどまるため、老廃物が蓄積して悪玉菌がさらに有害物質を産生。

腸内環境が悪化して免疫細胞にも悪影響を与えます。

 

炎症と免疫力の低下によって、有害な細菌やウイルスが粘膜を越えて侵入し、感染症や下痢などの症状をきたしてしまうのです。

 

 

新型ウイルス感染症でも、重症化した患者と健康な人の腸内細菌の種類を比べたところ、前者で善玉菌が減少しているなど、大きなちがいがあることが報告されています。

このことから腸内環境をいい状態に保つことによって、新型コロナウイルス感染症の予防や症状の軽減ができるのではないかと考えられています。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

 

ビタミンB12について?

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免疫力向上の基礎は腸内環境の改善にあり!

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免疫力向上の基礎は腸内環境の改善にあり!

 

  • 感染症対策で重要な「免疫力」とは

 

改めて、新型コロナウイルス感染症の重症化に関する点について、重要なポイントを簡単に確認しておきましょう。

 

1.不健康な状態だと免疫力が低下する

2.免疫力が低いと新型コロンウイルスに感染しやすく、増殖を止められない

3.ウイルスに対抗し、免疫細胞が「サイトカイン」をたくさん出しはじめる

4.レギュラトリーT細胞が減っていると、免疫が暴走する

(サイトカインストーム)

5.免疫が肺などの組織細胞を攻撃し、肺炎や呼吸不全を引き起こす

 

 

免疫力が低く、ウイルスに感染したとしても、ふつうの風邪は3.までなのです。

 

インフルエンザなど感染力と毒性の強いウイルスでは、ウイルス単体の力で肺炎に至ることもありますが、多くは炎症で弱った肺に細菌が入って肺炎に至る二次感染が原因です。

 

 

しかし、新型コロナウイルスは、サイトカインストームを引き起こし、炎症を拡大して致命的な重症化に至らせることが脅威なのです。

 

そのため、

 

こうした免疫の力を高めておくことが、新型コロナウイルス感染症対策では重要なのです。

 

  • 「腸」が免疫細胞の7割を抱えている

 

では、免疫力はどうすれば高めることができるのでしょうか?

 

そのカギを握る重要なポイントが「腸内環境」です。

腸には、身体のなかの免疫細胞の7割が生息しています

 

「え? 血管にいるんじゃないの?」と思いますよね。

もちろん、血液のなかにもいますし、リンパ管を通るリンパ液のなかにもいます。

それらを移動手段として、目、鼻、口、気管などの粘膜や、脳をはじめとする全身の臓器にもいます。

 

そのうえで、7割の免疫細胞が、「腸壁」という腸の内側の表皮のなかに集まっているまです。

それだけ、身体にとって腸という器官が重要だということです。

 

腸は食べ物から栄養を吸収し、血液に乗せて全身の細胞へ送り出す器官です。

しかし腸には、食べ物と一緒にたくさんのウイルスなどの病原菌も運ばれてきます。

 

腸を守らずにいたら、食べ物の栄養と一緒にウイルスも全身に送ってしまうため、免疫細胞が腸の守りをガチガチに固めているのです。

 

 

腸壁は絨毯のように「絨毛」という細かい突起でおおわれています。

これは、表面積を広げることで食べ物の栄養を漏れなく吸収できるようにするため。

その表面はすべて、ムチンなどの粘膜でガードされています。

 

絨毛のあいだに、「パイエル板」という無数の免疫細胞の居場所があります。

ここで侵入してくる病原体を見張り、I&Aという粘膜専用の抗体で病原菌を攻撃して守っています。

 

 

いわば、中世の城壁と衛兵をイメージするといいかもしれませんね。

 

お城と城下町を守る城壁(腸壁)にはたくさんの門があり、衛兵(免疫細胞)が守っています。

商人の持ち込む物資(栄養)だけに通行を許可して、不審者(ウイルス)の侵入を防いでいます。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

 

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重症者はもちろん、軽症者にもある「後遺症」の可能性

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重症者はもちろん、軽症者にもある「後遺症」の可能性

 

健康でさえあれば重症化を避けられる新型コロナウイルスのメカニズムは、いま、特別な重症化リスクを持たないみなさんに、安心感を与えたかもしれません。

 

 

無用な心配をすることはストレスの観点からも避けるべきです。

しかし、奔放に出かけて人と触れ合い、感染リスクのある行動を取っていい、というわけではありません。

あたりまえですが、感染しないのに越したことはないのです。

 

新型コロナウイルスは「重症化しなければただの風邪」というわけではありません。

軽症でも肺炎症状を含んでいますから、当然ながら症状は苦しいはずです。

 

そして、新型コロナウイルス感染症は、軽症であっても今後の人生に影響する後遺症を残してしまう可能性があるのです。

 

 

後遺症の程度は、感染時に重症であればあるほど重いものとなります。

重症者の体内ではサイトカインストームの発生によって免疫細胞が暴走し、心肺に甚大な炎症を引き起こします。

死の淵から生還し、ウイルスは排除できたとしても、炎症にともなう器官のダメージはそう簡単に回復しません

 

実際に、重症まで至った患者の多くが、その後も長期にわたって入院を必要とし、退院後も息苦しさを感じています。

 

 

これは、新型ウイルス感染症の特異な症状といえます。

インフルエンザでもウイルスの毒性によって肺炎を発症し、その影響が続くことはありますが、最終的には完治して後遺症にはあまり発展しません。

 

こうした後遺症は、同じコロナウイルスに属するSARS患者の海外の症例でも報告があるため、コロナウイルスに特異な現象なのかもしれません。

具体的な後遺症の実態については、今後、5年、10年といった長期的なスパンで事例が確認されていくはずです。

 

 

また、先に述べたとおり、この後遺症は軽症の方にも起こり得ます。

 

軽症の方でもサイトカインの産生と免疫の暴走は低いレベルで起こっており、自覚のないまま肺炎症状に至っていることは十分に考えられます。

 

 

後遺症を負わないためには、症状の初期段階でしっかり医師の診察を受け、症状の進行を抑えることがなにより大切です。

 

現在、医療の現場では、抗ウイルス薬の「レムデシビル」によるウイルス増殖の抑制だけでなく、免疫の暴走を抑える治療が重要な対策になっています。

 

 

2020年7月には、ステロイドの一種「デキサメタゾン」が新型コロナウイルス感染症の処方に対して厚生労働省より承認されました。

デキサメタゾンはもともとリウマチの薬で、免疫の暴走を抑制することかがあります。

 

また、「トシリズマブ」「サリルマブ」「アナキンラ」といった、免疫の暴走をターゲットにした薬剤についても、承認に向け治験が進んでいます。

 

 

早期に治療を開始し、ウイルスの増殖と免疫の暴走を抑えることは、重症化を防ぐだけでなく、後遺症を防ぐことにもつながります。

 

今後、新型コロナウイルスによる感染者数が低下していったとしても油断せず、感染の疑いがある場合は、すぐに医療機関の診察を受けてください。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

 

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「不健康」がレギュラトリーT細胞を減少させる

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「不健康」がレギュラトリーT細胞を減少させる

 

サプリで摂れる栄養素や、飲料で摂れる乳酸菌は、外部から活きのいいモノを摂取できますが、免疫細胞はそうはいきません。

身体の健康状態が悪ければ、免疫細胞も健康ではいられないのです。

 

 

基礎疾患には必ず原因があります。

健康な状態から病気になるわけではなく、不健康な生活習慣の結果として疾患を抱えるのです。

よって基礎疾患を持つ方の多くは、基本的な健康状態がよくない方が多いでしょう。

 

また、具体的な疾患はなくても高血圧や肥満などは不健康の証です。

 

 

そのため、不健康な方々の免疫細胞もまた、正常とは言い難い状態にあります。

免疫細胞の数が少なかったり、活性が低かったり、特定の免疫細胞が少なくバランスが悪かったりすることで免疫力は低下します。

 

 

好中球やマクロファージなど、真っ先にウイルスと戦う自然免疫が弱ければ、新型コロナウイルスの組織細胞への感染を簡単に許してしまいます。

 

ヘルパーT細胞などの獲得免疫の動きが鈍れば、そのあいだにウイルスはどんどん増殖し、サイトカインストーム発生の土台が築かれてしまいます。

 

 

そして、実際に糖尿病をはじめとする基礎疾患を持つ方には、免疫の暴走を抑制してサイトカインストームを抑えるはずの「レギュラトリーT細胞」の検出レベルが低いこともわかっています。

 

 

基礎疾患や生活習慣による不健康は、慢性炎症と免疫力低下のダブルの影響でサイトカインストームを誘発してしまいます。

 

この状況の改善には、健康状態の維持しかありません。

 

 

新型コロナウイルス感染症の研究は日進月歩していて、どのような人がどれくらい重症化のリスクが高いのかがわかってきています。

リスクを数値で教えてくれる検査も今後出てくる予定です。

 

このような検査で自分の新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを知り、リスクの高い人はとくに感染予防を心がけ、感染してしまった場合はすぐに治療を開始するようにすることで、効率的な対応ができるようになってくるでしょう。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

 

ビタミンB12について?

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重症化のもう一つの原因は「レギュラトリーT細胞」の不在

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症化のもう一つの原因は「レギュラトリーT細胞」の不在

 

サイトカインストームで、もうひとつ炎症を重症化させるファクターがあります。

それが、「免疫ブレーキの故障」です。

 

 

免疫細胞のなかで、とくにサイトカインを放出するのはマクロファージです。

暴走状態に陥ったB細胞は抗体をつくり続け、その抗体はマクロファージを刺激し、サイトカインを放出させます(重症患者ほど抗体の検出量が多いのも、このサイトカインストームによる免疫細胞の暴走の痕跡である可能性が考えられます)。

 

 

さらに、活性化し過ぎた好中球やマクロファージは、貪食だけでなく、自爆攻撃によってドロドロのネット状の物質を放出してウイルスを捕まえようとします。

その結果、血液がドロドロになって毛細血管に血栓を生じさせます。

さらにある種のサイトカインは直接、血管の細胞を刺激して、血栓ができやすくします。こうしてさまざまな臓器で血栓ができることにより、炎症の拡大や壊死を引き起こしていくのです。

 

さて、ここでもう一度、免疫の仕組みを思い出してみましょう。

正常な状態であれば、ウイルスの感染に対して免疫応答が行われたあと、免疫細胞たちに「撤収」を呼びかける細胞がいました。

 

「レギュラトリーT細胞」です。

 

ヘルパーT細胞、キラーT細胞と同じT細胞の一種で、免疫細胞たちを制御することが役割です。

この細胞が正常に機能していれば、サイトカインストームもまた抑制されたはずです。

 

しかし、新型コロナウイルスに感染し、重症化した患者の血液中からは、このレギュラトリーT細胞を含むT細胞全般が極端に減ってしまっていることがわかっています。

その原因はまだまだ研究途上ですが、以下のふたつの理由が想定されています。

 

1.新型コロナウイルスの感染によるT細胞の減少?

 

どうやら新型コロナウイルスは組織細胞だけでなく、免疫細胞であるT細胞にも感染し、減少させている可能性があると考えられています。

ただこれはまだ仮説の段階で、今後の研究が待たれます。

 

重症者の体内からは、ウイルス撃退の実行を担うキラーT細胞も減少していますが、司令官の役割を担うヘルパーT細胞と調節役のレギュラトリーT細胞の減少が著しく、これが免疫力低下の一因となり、サイトカインストームの発生を食い止めることができなくなっていると考えられています。

 

 

2.基礎疾患や生活習慣の乱れによるレギュラトリーT細胞の減少

 

免疫細胞はわたしたちの身体から生み出される、身体の一部分です。

そのため、健康状態を悪化させるような生活習慣や、基礎疾患による臓器の不調があれば、免疫細胞も不健康となり、正常に機能しません。

 

とくに、レギュラトリーT細胞は腸に多く生息する免疫細胞です。

腸内環境が著しく悪化している身体では、新型コロナウイルスが感染する前からレギュラトリーT細胞が少なく、サイトカインストームを起こしやすい状態にあることが予想されます。

 

 

こうした要因のなかでもとくに、2.の基礎疾患や生活習慣の乱れによる不健康がレギュラトリーT細胞減少の原因となっている点は、極めて重要です。

 

なぜなら、実際に国内外における新型コロナウイルスの死亡者の多くは、肥満症、あるいは糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱える患者であるからです。

 

 

基礎疾患を持つ方は、レギュラトリーT細胞の減少や機能低下によって、そもそもサイトカインの産生を誘発しやすい状態にあると考えられます。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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全身に炎症を起こす「サイトカインストーム」

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全身に炎症を起こす「サイトカインストーム」

 

新型コロナウイルス感染症はサイトカインストーム症候群である」という学説は、ニュースをご覧になっている方はすでにご存じだと思います。

 

 

「サイトカインストーム」という現象が体内で起こることで、新型コロナウイルス感染症は重症化に至ることを、2020年5月に量子科学技術研究開発機構理事長で前大阪大学総長の平野俊夫先生があきらかにされました。

 

国内における新型コロナウイルス感染症では、感染しても約80%の患者が無症状か軽症で済むものの、高齢者や基礎疾患のある患者を中心に約15%は重症肺炎になり、約5%は致死的なARDS(急性呼吸促拍症候群)という呼吸不全に至ります。

 

新型コロナウイルス感染症において、「重症化」というのは、この5%を指します。

ARDSに陥り、ICU(集中治療室)での治療が必要となった状態です。

 

こうした症状の悪化の原因はウイルスの病原性だけではないことがわかっています。

ウイルス単体の毒性でいえば、インフルエンザウイルスのほうがよほど怖いのです。

 

では、なぜ世界で100万人以上もの方が命を落としているのか?

 

その答えが、「サイトカインストーム」です。

本来、わたしたちの身体を守るはずの免疫細胞が火の嵐のように暴走し、全身に炎症を引き起こす免疫の過剰反応が、この感染症の重症化の原因なのです。

 

  • 「サイトカインストーム」はなぜ起こる?

 

「サイトカイン」は、免疫の仕組みのなかでも出てきた言葉です。

免疫細胞同士が互いに協力したり、ウイルスとの戦いを有利に進めたりするために使う、免疫細胞が出す物質のことを指します。

 

・特定の免疫細胞を活性化させる

・免疫細胞を呼び寄せる

・感染した細胞周辺に炎症を起こし、血流量を高めて免疫細胞が集まりやすくする

・体温を高め、ウイルスの活性を下げる

 

サイトカインはこうした機能を担っており、例えば司令官役のヘルパーT細胞が、B細胞に抗体をつくるよう指示したり、キラーT細胞に出動の要請をかけたりするのにも使います。

 

 

しかし、サイトカインにはガソリンのように危険な側面もあります。

サイトカインの産生量が度を越せば、炎症は拡大して内臓や血管の機能不全を引き起こします。

 

その「やり過ぎ」の状態がサイトカインストームです。

 

 

ウイルスに感染した細胞がSOS物質を放出し、免疫細胞を呼び寄せ活性化したり、マクロファージからサイトカインを放出させたりします。

そのサイトカインに刺激された免疫細胞や組織細胞がさらにサイトカインを放出します。

 

このようにして、新型コロナウイルスの感染が引き金となり、免疫細胞や組織細胞によるサイトカインの産生が続いたのち、その共鳴を一気に増幅させる「IL-6アンプ」というスイッチが押されます。

 

そして、細胞間のサイトカイン放出の呼応が一気に増加し、サイトカインによる炎症はまたたく間に広がり、心配が機能不全を起こすほどの肺炎となるのです。

 

 

サイトカインストーム自体は、インフルエンザなどほかの重症化リスクのあるウイルスでも起こり得ることですが、新型コロナウイルスはとくに起こりやすいことが脅威となっています。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

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病気になる前に知っておきたい免疫システムの基礎知識②

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病気になる前に知っておきたい免疫システムの基礎知識②

 

  • 免疫応答を収束させる「レギュラトリーT細胞」

 

免疫細胞は互いに連携してウイルスに立ち向かいます。

その際に、免疫細胞同士が連絡を取り合うため、多種多様な「サイトカイン」という物質を産生しています

 

サイトカインは細胞間の連絡だけでなく、ウイルスとの戦いを有利に進めるための効果もあります。

 

 

・特定の免疫細胞を活性化させる

・免疫細胞を呼び寄せる

・感染した細胞の周辺に炎症を起こし、血流量を高めて免疫細胞が集まりやすくする

・体温を高め、ウイルスの活性を下げる

 

ただし、やり過ぎてしまうと免疫が活性化しすぎて暴走したり、過度の炎症を引き起こしたりしてしまう場合があります。

 

 

そこで登場するのが「レギュラトリーT細胞」です。

「regulatory」とは制御や調節を意味します。

その役割は、「免疫応答を抑制する」、すなわちブレーキをかけること。

 

キラーT細胞を抑制したり、B細胞の抗体産生を停止させたり、免疫全体のサイトカインの産生を制御して必要以上の免疫応答を食い止める役割を持っています。

 

 

このレギュラトリーT細胞がなんらかの理由により減ってしまったり、機能しなくなったりすることが、自己免疫疾患やアレルギー症状の原因になっているとも考えられていて、いままさに研究が進められています。

 

そしてレギュラトリーT細胞は、今回の新型コロナウイルス感染症の重症化にも大きく関連していますので、覚えておいてください。

 

 

新型コロナウイルスのなにが恐ろしいのか」を突き詰めると、結局、その原因はわたしたちの日頃の免疫力の状態にあることがわかるはずです。

 

そして、みなさんの日頃の免疫力の状態は、新型コロナウイルス感染症に限らず、あらゆる病気の原因となっていることを実感できるでしょう。

「免疫力が10割 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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