老年期を迎えた人のための健康チェックポイント

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【老年期を迎えた人のための健康チェックポイント】

★ 元気で長生きが目標 ★
老年期は、体のさまざまな部分が少しずつ老化し、機能が低下していく時期だ。
老化にともなって高血圧、糖尿病、高脂血症骨粗鬆症といった生活習慣病が発症しやすくなってくるが、こうした病気の発症を抑え、かつ、老化のスピードを遅らせることが、老年期の中心課題である。
いかに元気で長生きするか、クオリティー・オブ・ライフを維持していけるかが目標となってくる。

★ 体に起こるさまざまな変化 ★
一口に老化といっても個人差が大きいが、ホルモンの分泌、免疫、消化吸収、咀しゃく力、味覚といった機能が徐々に低下し、血管の老化や運動機能の障害、記憶力の低下なども起こってくる。

また、老化にともなって筋肉が減少すると基礎代謝も低下するので、肥満しやすくなり、それが高血圧、高脂血症動脈硬化などにつなかっている可能性がある。

★ 老年期こそサプリメントを ★
一方、咀しゃく力や消化吸収機能の低下により貧血、低栄養状態、骨粗鬆症になる危険も生じる。
したがって老年期には、単に食事に気をつけて適度な運動を心がけるだけでは、健康を維持するのは難しい。

高齢になると1日に必要なエネルギー量は減るが、ビタミン、ミネラル、タンパク質の必要量は若いころと比べてそれほど大きく変化しない。
そのため、多くのカロリーを摂取せずに必要な栄養素を補う必要があり、老年期こそ、サプリメントを上手に活用すべき年代だといえる。

食生活ではまず、卵類、レバーなどコレステロールの多い食品や、動物性脂肪の摂りすぎに注意する。
人によっては塩分の摂りすぎも血圧を上げる原因になるので薄味を心がける。
加齢により味覚が鈍化して、濃い味付けを好むようになっていることも知っておこう。

また、高齢者は骨粗鬆症が原因で骨折することが多く、その結果、寝たきりとなる危険もあるので、予防のためにカルシウムとビタミンDを十分に摂取する。

★ 老化の速度を遅らせる ★
老化の原因については、「遺伝子に老化がプログラムされている」とする説や、「活性酸素が原因である」とする説などがあり、根本的な原因はまだ特定されていない。
しかし、活性酸素が老化に大きなかかわりをもっているのは事実だ。

呼吸により体内に入った酸素は、食物を燃焼させてエネルギーに替えるが、この時、酸素の一部が変化して活性酸素が発生する。
活性酸素は細胞を酸化させたり、傷つけたりすることにより、老化やさまざまな病気を引き起こすのだ。

この活性酸素の発生を抑えるには、抗酸化の働きをもつビタミンやミネラルなどを摂る必要がある。
まず摂取したいのが、抗酸化ビタミンであるCとE。
このほかにも、ポリフェノールイチョウ葉エキス、コエンザイムQ10、カロテン類にも協力な抗酸化作用がある。

加齢にともないさまざまなホルモンも減少するが、その中でサプリメントとして入手できるのは、メラトニンだ。
メラトニンには抗酸化作用のほか、睡眠の質を高めたり、免疫を増強したりする働きもある。

壮年期以降の男性に多い病気に前立腺肥大があるが、これは老化によりホルモンのバランスが変化することで発症するとされている。
前立腺が肥大すると尿道を圧迫するようになり、排尿が始まるまでに時間がかかる、夜中に何度もトイレに起きる、尿が細い、残尿管がある、といった症状が出てくる。
50代から増え始め、70代では7割以上の男性に肥大が見られるという。
こうした尿のトラブルを解消するためには、ノコギリヤシエキスが効果的だ。

体の変化だけでなく、加齢により脳にも変化が起こってくるが、物忘れが激しくなった場合には、脳の活性化に役立つビタミンB1、B6、B12やイチョウ葉エキス、DHAなどを摂取するといい。
(サプリメント健康バイブルより)

ビタミンB12の老化防止効果
http://www.endokoro.com/libra/v_effect004.html