いつか「本物の認知症」になってしまうリスク

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いつか「本物の認知症」になってしまうリスク

 

まず、50代よりお若いのであれば、どんなにスマホを使っていても、いますぐ認知症になるということはありません。

 

しかし、だからといって安心してはいけません。

 

なぜなら、「スマホ認知症」や「脳過労」の人は、いわば脳の老化度や疲弊度が通常よりも進んでいる状態であり、そういう人は20年後、30年後になってからアルツハイマー病などの認知症を発症する可能性が高いのです。

 

すなわち、「“いますぐ”認知症になる可能性はないにしても“将来的”にはかなりハイリスクだと思ったほうがいですよ」ということ。

ですから、もし「スマホ認知症」や「脳過労」に少しでも心当たりがあるならば、数十年先に「本物の認知症」なってしまうことのないように、いまのうちからしっかりと対策を講じていくべきなのです。

 

 

それと、“いますぐ”認知症を発症することはなくても、「認知症につながる脳の老化」はすでに始まっていると考えるほうがいいと思います。

 

そもそも、認知症につながる脳の老化は、高齢になってからいきなりどっと進むわけではありません。

アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイド-βも30代・40代の頃から少しずつ蓄積していくことがわかっていますし、わりと若いうちから何十年もかけてじわじわと進んでいるのです。

 

しかも、最近は、30代~50代の働き盛りの年代において、どれだけ脳によいことをしていたか、どれだけ脳に悪いことをしていたかが、脳の老化ペースに大きな影響をもたらしていて、それが後年になって認知症を発症するかしないかに関係していると考えられるようになってきています。

 

つまり、「いま現在、脳にとってよくない生活習慣をしていれば、どんどんそのツケがたまっていき、いずれ認知症を発症させる原因になっていってしまいますよ」ということ。

そして、当然ながら、スマホに依存してばかりで脳の機能を衰えされてしまうような生活習慣は、脳にとって非常によくない危険因子だということになります。

 

だから、「スマホ認知症」を放っておいてはいけないのです。

 

30代~50代の時点で「スマホ認知症」や「脳過労」になっているということは、若くして「いずれ本物の認知症になる危険因子」のハンディを背負ってしまっているようなもの。

将来、ボケて苦労を背負い込みたくないのなら、いまの段階からどんどん危険因子をなくすための措置をとっていかなくてはなりません。

 

日々スマホばかりに頼って生活をしていると、認知症につながる脳老化を進ませるリスクが高まってしまうのです。

 

ですから、「認知症なんて遠い先の話だろう」「まだ若いんだから心配ないだろう」なんて言っていてはいけません。

 

 

いまは誰もがスマホを日常的に利用している時代です。

スマホ依存にハマって脳の機能を錆びつかせてしまう可能性は誰にもあります。

そして、認知症につながる脳の老化を進ませてしまう可能性も誰にでもあるのです。

 

もし、少しでも“自分も危ないかもな”という思いがあるならば、いますぐスマホとのつき合い方を見直して、現状を改善するための努力をスタートすべきでしょう。

「その「もの忘れ」はスマホ認知症だった より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12について?

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