Step1■今いる環境で最大限の成長を志す
Step1■今いる環境で最大限の成長を志す
就職した会社や職場が自分の思っていたものと違っていた、あるいは行きたい部署に配属されなかったというケースはよくあります。
みなさんのなかにもそういう境遇の人がいることでしょう。
いや、実はほとんどの人がそうかもしれません。
しかし、置かれた環境のせいにしてグチをこぼすのは、自分の脳の成長をとめてしまう行為です。
正しい脳の使いかたができている人は、その環境において「自分はどんな成長ができるか」を考えます。
たとえば、あなたのやりたいことが企画や商品開発だったのに、営業部に配属されてしまったとします。
そこでやる気をなくして、あるいはすぐに辞めてしまうからと投げやりな態度で働くのではなく、「ここで学べること、手に入れられるものは何か?」を考えるのです。
どんな業種でも、商品を開発するにあたって、実際にそれを売ることによって学べること(消費者のニーズや、物が売り買いされる現場の空気、他業界との人脈など)など、とらえかたによっては自分のやりたいことに活かせる部分はたくさんあります。
結果的にその会社を辞めるにしても、そこで身につけられることを身につけて辞めないともったいないのです。
縁があって入った会社ですし、人生の貴重な時間とエネルギーを使って働いた会社なのですから。
となると、問題になるのが、その職場にある「自分にとっての資源」を正しく見極める力をどう磨くかということです。
その能力を高めるには、視覚系脳番地を伸ばすことです。
視覚系脳番地は、
1.周囲の状況を的確に見る(観察する)能力
2.動く物を的確にとらえる能力
3.目の前にあるものが価値あるものかどうかを見極める目利き力
の3つの能力に関係しています。
正しい脳の使いかたができている人は、その環境で何が成長につなげられるかを、視覚系脳番地を働かせて的確にとらえているのです。
職場にある「資源」を正しく見極められれば脳の成長につながる
■夢実現のカギは、「ピンチを打開できる脳」にある
これまでの話を別の言葉で表現すれば、夢を実現できる人とは「不遇な状況に置かれても、どうしたらそれをプラスに変えられるかを考える人」、つまり、「ピンチを打開できる脳を育てている人」でといえます。
どんな環境にもよい点と悪い点があります。
悪い点に目を向けるのではなく、自分がそこにある資源(利点)を最大限に使うためにはどうすればいいか? を考えて行動しましょう。
■その環境でしかできないことを全力でする
与えられた環境の中で最大限の目標を見つけることができるか、逆に、やる気をなくしてクサってしまうかで人の運命は大きく分かれます。
自分の最大限が、気がつかない間に周りの環境をも変えていくのです。
今いる環境での最大限を見つけてください。
職場に対して不満があっても、満足していても、自分にとっての最大限(それが給料や休暇の多さでもいいと思います)を見極めておくことは、とても大事です。
そうした脳の使いかたができるようになれば、どんな環境にあっても、そこでの最大の成果を上げられるようになります。
成功脳になる正しい脳の使いかた!
今ある資源(利点)を最大限に
使うためにはどうすべきかを考える
「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」
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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。
しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。
このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。
これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。
ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。
新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。
この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。
しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。
このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。
ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12なのです。
脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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