Step4得意分野の見つけかた

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Step4得意分野の見つけかた

 

○成功脳の人は

ひとつの肩書にこだわらない

×ざんねん脳の人は

得意なことだけに「専念」する 

 

いわゆる文系と理系の違いについて聞かれることがあります。

しかし、この文系と理系という分野が、日本教育の一番の問題であり、弊害だと思っています。

 

たとえば「政治学」は英語では「Political Science」ですし、「社会科学(Social Science)」という分野もあります。

また、理系の内容を記述するためには文章力が必要です。

だから本当は表裏一体なのに、みんななぜか「理解だ、文系だ」と言います。

この2つは、日本の学校制度から生まれた能力のふりわけにすぎません。

 

文系と理系の選択に関しては考えかたを変えたほうがいいと思います。

 

理系科目と文系科目のいずれが得意かというのは、16~17歳ぐらいの頭の中で、どちらが最初に育ちやすかったかという程度の差だと思ったほうがいいのです。

 

そのぐらいの年齢だと経験の蓄積が少ないので、それまでの読書体験や、あるいは数学を担当した先生との相性など、環境に依存しているだけです。

だから、文系、理系のどちらかに適した脳があるというのは誤解です。

 

たとえば知人の男性は、もともとは自国の空軍のパイロットでした。

その後、退役して大学院へ行き、動物の脳研究で博士号を取得しました。

しかし、学生時代は生物系の科目を履修しておらず、すべて独学で身につけたものです。

 

彼のケースは、文系・理系など関係なく、また年齢にもとらわれることなく、自分のなりたい姿に向かって、脳をうまく鍛えた好例だと思います。

「1万人の脳を見てわかった!「成功脳」と「ざんねん脳」 より」

 

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脳の中では、運動会のリレーのように、神経がバトンをつないで、指令を伝達していきます。

しかし、たとえばC地点の神経細胞が倒れてしまい、指令がそこで止まってしまう、という事態が起こります。

このとき、すぐにC地点の神経細胞を救出できれば復活したのですが、時間が経ち、死んでしまって、その指令も届かなくなる。

これが運動麻痺や言語障害の起こる理由です。

 

ところが、脳のすごいところは、C地点から今度はほかのルートでバトンを渡そうとするのです。

新たなルートで、新たなリレーのチームを作り、「言葉を話す」という指令を伝えようとします。

この新チームは、以前のチームのようにバトンの受け渡しがうまくなく、スムーズに指令が届きません。

しかし、何度も繰り返し練習するうちに、だんだんうまく指令が伝わるようになっていきます。

このようにして、死んでしまった神経細胞は復元しないけれど、ほかのルートで代用できれば、言葉がある程度話せるようになり、失語症もよくなっていくというわけです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

脳科学の発達によって、さまざまなことがわかり、新たな試みがされています。

 

ビタミンB12について?

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