第2章 <ヨーグルト>腸の善玉菌が増え認知機能もアップ! ここに効果的!→きん(筋)こつ(骨)のう(脳)ちょう(腸)

第2章 <ヨーグルト>腸の善玉菌が増え認知機能もアップ

ここに効果的!→きん(筋)こつ(骨)のう(脳)ちょう(腸)

 

牛乳から作るヨーグルトは、発酵の過程でたんぱく質がより吸収されやすくなっているため、効率的にアミノ酸を体に取り入れることができます。

 

また、脳腸相関といって、脳と腸はお互いに影響をおよぼし合っています

ヨーグルトで腸内環境をよくすると、脳にもいい影響をあたえ、認知症リスクを少し減らし、よい睡眠をつくってくれることがあります。

 

とくに、腸内に有益な効果を与えてくれる生きた微生物を「プロバイオティクス」と呼び、乳酸菌やビフィズス菌などはその代表。

乳酸菌は胃酸で死滅しても腸を整える効果がありますが、「生きたまま腸に届く」などの表示がある商品や、腸内環境の改善に効果的な菌の名前が記された商品を選べば、より腸活効果が期待できます。

 

ビフィズス菌オリゴ糖をエサにして増えるため、バナナやはちみつと一緒にとると腸活効果がアップします。

 

ヨーグルトは熱で菌が死んでしまうため、料理に使うなら非加熱で。

 

 

脳と腸どちらにも

 

・認知機能アップ

・筋肉量アップ

・腸を整える

・排便をスムーズに

・乳酸菌・たんぱく質ビフィズス菌(使われていない商品もあります)・カルシウム・カリウム 

 

 

レシピのいらない食べ方

「ヨーグルトとツナのディップソース」で野菜をおいしく

お好みの野菜(ここではきゅうりとにんじん)をスティック状に切っておきます。

ボウルにヨーグルト、みそ、コショウを入れ、油をきったツナ缶をまぜれば、ディップソースの完成。

ヨーグルトとみその発酵食品の組み合わせで、腸内環境の改善により効果的です。

パンにのせて食べてもおいしいけれど、糖質はとりすぎに注意。

野菜と一緒に食べてお腹を満たすのが一番。

ヨーグルトサラダもおすすめです。

 

 

分量の目安(2人分)

ツナ缶…1缶

ヨーグルト…大さじ3

みそ…小さじ1

コショウ…少々

お好みの野菜

「鎌田式 長生き食事術 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/