第2章 <カレー粉>スパイスの力で脳のゴミをおそうじ! ここに効果的!→けつ(血管)のう(脳)

第2章 <カレー粉>スパイスの力で脳のゴミをおそうじ

ここに効果的!→けつ(血管)のう(脳)

 

ぼくは、週に2回はカレーを食べるほどのカレー好き。

カレーの刺激が血圧を上げると思っている人もいるかもしれません。

でも、じつは逆。

独特の香りや辛みで減塩効果になり、高血圧気味な人にこそおすすめなのです。

 

ターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダー、カルダモン、唐辛子。

カレー粉にふくまれる多くのスパイスには強い抗酸化作用があります。

とくに、ターメリックにふくまれるポリフェノールの一種のクルクミンには、アルツハイマー病の予防効果があるスウェーデンのリンショーピン大学からも発表されました。

認知症の原因となる脳内たんぱく質アミロイドβの蓄積をおさえるといわれます。

 

ハンバーグや餃子、炒め物、ムニエル、スープ。

いつもの料理にカレー粉をちょい足ししてみましょう。

簡単に味を変えられるうえに、脳活料理にアレンジできます。

暑い日にカレーを食べて汗をかくと、気化熱で体温が下がり、循環もよくなりますよ。

 

 

スパイスの刺激で高血圧予防に

 

・認知機能アップ

・高血圧を予防

・免疫力アップ

疲労回復

・クルクミン(ポリフェノール)・鉄分・β-カロテン・カルシウム・食物繊維 

 

 

レシピのいらない食べ方

具材たっぷり「脳活カレーコンソメスープ」

なべにオリーブアイルを熱し、角切りにした玉ねぎを炒める。

火が通ったら豆苗を加えてさっと炒め、ミックスビーンズ、コンソメ、カレー粉、水を加えて煮立てる。

カットしたミニトマトを加え、塩・コショウをしてさらに1~2分ほど煮たら、完成。

ターメリックをはじめとするスパイスの抗酸化作用が期待できるうえに、具材たっぷり。

食欲がない日のおかずスープにもぴったりです。

 

 

分量の目安(2人分)

玉ねぎ…10g

豆苗…40g

ミックスピーンズ…80g

コンソメ…3g(小さじ1弱)

ミニトマト…4個

カレー粉…1g(小さじ1/2)

塩・コショウ…各少々

…400ml

オリーブオイル…適量

「鎌田式 長生き食事術 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/