自然治癒力を高める健康食品を利用する

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自然治癒力を高める健康食品を利用する

≪さまざまな健康食品が認められつつある≫
抗ガン作用や免疫力アップなど、自然治癒力を高める作用のある食品を健康食品といいます。
これは、民間療法の代表的なものといえるでしょう。

厚生省は、1987年に「生体防御、体調リズムの調節などにかかわる機能を、生体に対して十分に発現できるように設計された日常的に摂取される食品」を機能性食品として提唱しました。

西洋医学的な表現なので、少々わかりにくいのですが、ホリスティック医療に置き換えると、体内の自然治癒力を高める食品ということができます。これは一般的に健康食品と呼ばれます。

次いで、厚生労働省は2001年に、健康食品の中で一定の条件を満たすものを「保険機能食品」として、販売を認める制度をつくりました。
厚生労働省が許認可するものを「特定保健機能食品」、認可許可のないものを「栄養機能食品」といいます。
現在は、血圧、おなかの調子、歯の健康、血糖値、コレステロール中性脂肪、ミネラルなど、さまざまな食品が販売されています。

これらの食品は、健康を維持することが目的で、病気を治すものとしては認められていません。
しかし、一方では、テレビや雑誌、新聞などで、がんに効果があるといわれる健康食品が数多く取りあげられていることも事実です。

≪がんに効くとされるさまざまな健康食品≫
がんに効くといわれてる健康食品のなかでも、とくに知られているものを紹介してみましょう。

みつばちが唾液と花や樹皮などから集めたヤニを混ぜ合わせてつくった「プロポリス」は、天然の抗生物質といわれ、雑菌を殺す、痛みを抑える、炎症を抑える、免疫機能を活性化させるなどの作用があるとされています。

えびやかになど甲殻類の殻に含まれる「キチン」、「キトサン」は、腫瘍の活性化を抑え、免疫機能を強化させる作用が注目されています。昆虫の外皮、かび、酵母、きのこなど菌類にも含まれます。

ほかに、笹や稲、小麦、とうもろこしなどイネ科植物のヘミセルロース(細胞壁)の主成分であるアラビノキシランは免疫作用の高さで知られますし、抗がん作用や成人病の予防が認められるアガリクスはブラジルに自生しているきのこに含まれます。

≪科学的な根拠はなく気持ちのもち方しだい≫
健康食品が厚生労働省で認められていないのは、その効果が科学的に十分に検証されていないからです。
研究が進めば、いずれ薬としてみとめられるものも出てくるでしょうが、今の段階では食品のひとつでしかありません。

しかし、効果がないわけではなく、どのような場合に効くのかがはっきりしていないだけです。
すべての人に同じような効果があるわけではないですし、効果が全くでないこともあります。

健康食品は自然治癒力を高めるものです。最近では、西洋医学の治療を受けながら、健康食品を取り入れる人も増えています。

健康食品の価値や種類はさまざまです。あまりに高すぎるものや、安すぎるものには注意が必要です。
メーカーに情報を求めるなどして、きちんとしたものを選ぶ目をもちましょう。

希望を感じるものや信じられるものは試してみましょう。効くかどうかは、その人の気持ちのもち方にも影響されます。科学的な根拠がないからといって、信じないのはもったいないことです。

ただし、最新情報や周囲の人に気をとられて、次々といろいろなものを試しても、効果はあまり期待できません。
「これだ」と決めたら、迷うことなく専念したほうが経過もいいようです。
「がんを治す食事法 自然治癒力を高める食生活 より」

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