メタボリックシンドローム 糖尿病・・・放置するとどうなるか

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メタボリックシンドローム 糖尿病・・・放置するとどうなるか
血糖値が高いほど、また高血糖状態が長いほど、全身の血管に障害が起こります。
動脈硬化だけでなく、糖尿病性網膜症、糖尿病腎症、糖尿病性神経障害といった特有の合併症も深刻です。
これらは、まさしくまさしくメタボリックシンドロームのいきついた河口と言えます。

≪糖尿病は血管の病気≫
糖尿病は自覚症状がないまま何年も経過するため、自分の血糖値を知らなかったり、血糖値が高いと指摘されながら治療開始が遅れる人が少なくありません。

しかし高血糖状態長く続くと、糖によるたんぱく質の変化が自然と生じてきます。
糖尿病の目安にするヘモグロビンA1cは、この糖ととたんぱく質の反応物質なのです。
この場合は、赤血球中のヘモグロビンです。これを糖化(グリケーション)といいます。
この糖化されたたんぱく質は一連の複雑な生体反応を起こすのですが、その過程で活性酸素を生じさせてきます。
これは動脈硬化だけでなく、全身の細い血管にも障害を起こします。
糖尿病が「血管の病気」といわれるゆえんです。さらに進むとAGEという物質が生じてきます。
これは頑固な動脈硬化を形成する蓄積物になっています。これが糖尿病の種々の合併症をもたらす原因なのです。

≪網膜症、腎症、神経障害が三大合併症≫
一方、高血糖が直接的に関係して起こるのが、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害で、「糖尿病の三大合併症」と呼ばれています。
いずれも細い血管の障害が原因になっているため、「微小血管障害」と総称されることもあります。

〔糖尿病性網膜症〕
眼球の奥にある網膜の細い血管がもろくなり、出血したりして視力障害を起こしますコントロールが悪いと、糖尿病の発症からおよそ5年で起こるといわれており、さらに適切な治療を受けないでいると、網膜がはがれて失明することもあります。
日本の中途失明原因の第1位です。ヘモグロビンAIC値を少なくとも7%以下に保つようにしなければなりません。

〔糖尿病性腎症〕
腎臓の毛細血管が傷害され、血液を濾過して老廃物を排泄することができなくなります。
三大合併症の中では最も遅く、10年以上たってから起こります。進行すると腎不全になり、人工透析が必要になります。
日本の人工透析新規導入原因の第1位です。その数22万人ともいわれ、毎年1万人ずつ増えてきています。

〔糖尿病性神経障害〕
末梢神経が障害されるもので、糖尿病発症後3~5年で起こってきます。
主に障害されるのは知覚障害と自律神経で、知覚神経が障害されると、まず手足のしびれが現れ、進行すると痛みや熱さの感覚が鈍くなります。ムズムズとした虫がはっているような感覚です。
血流が悪くなるため、冷感を呈してきますが、知覚が障害されているため、足の裏などにけがをしても気付かず、壊疽を起こすことがあります。
そうなったら、足の一部を切断しなければならない場合もあります。「病気になる前に治す本 より」

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かつて脳細胞は減少するだけで増殖することが無いといわれていましたが、ビタミンB12によって脳細胞や脳神経の再生・修復が行なわれることが報告されています。このため、ビタミンB12の摂取によって不眠症パニック障害認知症アルツハイマー病、自律神経失調症など、脳や神経に関わる症状の改善が行なわれます。また、動脈硬化を防ぐとともに、脳の血管を修復することによって、脳梗塞、隠れ脳梗塞、脳溢血、脳血栓などの予防などが期待されます。
最近の研究で、ビタミンB12には免疫機能を正常に維持する働きがあることが判明しており、各種の免疫疾患や糖尿病の改善に効果が期待されています。
糖尿病になると食べ物からビタミンB12の他、葉酸・ビタミンB6の吸収が阻害されるので栄養補助食品やビタミン剤などで補う必要があります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html