動脈硬化の危険因子は

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動脈硬化の危険因子は
動脈硬化に最も関係するのは、LDLコレステロールが主犯とされていました。
しかしコレステロール以外のちょっとした中性脂肪、軽症糖尿病、境界域高血圧が重なると、動脈硬化が生じてくることもわかってきたのです。これは重要な発見でした。
ですからメタボリックシンドロームコレステロールはどちらも動脈硬化とのリスクファクターとしてありますが、カテゴリーが違うのです。

≪危険因子をつくる環境因子も重要≫
カテゴリーが違うメタボリックシンドロームと高コレステロール血症ですが、これを起こす主な原因は、過食と運動不足です。
どちらも未病であることは確かです。
このような生活習慣は内臓脂肪を蓄積させ、それによってメタボリックシンドロームと高コレステロール血症も引き起こします。

また喫煙は、直接、間接に動脈硬化を促進します。
タバコを吸うと、体内に取り込まれる一酸化炭素炭酸ガスなどが血管の内皮細胞を傷付け、動脈硬化の元凶であるLDLコレステロールの酸化変性が進み、動脈硬化を促進します。
さらにインスリン抵抗性も増してきます。
間接的には、血管を収縮させて血圧を上げたり、LDLコレステロールを回収してくれる善玉のコレステロールを減らしたりします。

≪避けられない危険因子もある≫
すでに動脈硬化の原因は、避けられるものと避けられないものがあります。
過食と運動不足、喫煙は、本人の意識改革と、それに基づく生活習慣の改善によって取り除くことができます。

避けられない危険因子は、加齢と性です。
昔はこれが大きな原因とされ、あきらめていたのですが、この加齢促進にメタボリックシンドロームがからんでいたのです。
例えばコレステロールは10代からたまりはじめるといわれており、「加齢」は危険因子の一つとされてきました。
また、女性は男性に比べて動脈硬化になりにくいので、「男性であること」も危険因子の一つに数えられます。
ただし、女性に動脈硬化が少ないのは女性ホルモンの影響を受けているからであり、女性も閉経後は短期間で男性並になります。
また、家族に動脈硬化性疾患の人がいる場合も、危険が高いといえます。

しかし、抗老化(アンチエイジング)の研究も進み、少なくとも高血圧、高脂血症高血糖の是正を行うことは、加齢といわれていた動脈硬化の促進を抑えることが可能です。
またホルモン補充療法などで動脈硬化を遅らせることもできます。

これらに該当する人は、取り除ける危険因子、すなわち過食や運動不足、喫煙などの生活習慣を改善することは言うまでもありません。
「病気になる前に治す本 より」

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ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
しかしビタミンB12や葉酸が欠乏していると、ホモシステインが増え、その結果、血栓ができ、心筋梗塞脳梗塞になります。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となる活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

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