血栓を溶かして脳梗塞を防ぐ
血液がドロドロになると血栓(血液のかたまり)ができやすくなります。
血栓が動脈硬化を起こした血管に詰まると脳梗塞や心筋梗塞を引き起こします。
血栓を予防したり、溶かす成分を含む食べ物を積極的に摂りましょう。
● 血栓を予防・溶かす成分
大豆や大豆製品に含まれるサポニン、レシチン、イソフラボンには動脈硬化の原因となる血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
納豆のネバネバのもとであるナットーキナーゼという酵素には血栓を溶かす働きがあります。
● 血栓を予防・溶かす成分を含む食べ物
煮物など大豆を使った料理、枝豆、大豆製品の納豆、豆腐などさまざまあります。
大豆の栄養成分がそのまま摂取できる大豆の煮物や枝豆、さらにナットウキナーゼの血栓を溶かす作用との相乗効果がある納豆などを積極的に摂りましょう。
≪納豆≫ 血栓防止に最適、高温調理は避けて
煮大豆を納豆菌で発酵させた納豆にはサポニン、レシチン、イソフラボンなどが含まれるのと同時に、納豆菌によってナットウキナーゼという酵素がつくりだされています。
ナットウキナーゼは、血液をかたまりやすくする成分に作用して血液の粘りつきを予防し、できた血栓を溶かす働きもあります。
高温調理に弱いので、炊き立ての野熱いご飯や納豆汁は避けたほうがよいでしょう。
≪大豆・大豆製品≫ 煮物に入れて、成分を丸ごと摂取
大豆には、ドロドロ血液の原因となる悪玉コレステロールや中性脂肪を溶かして排泄する作用がある大豆レシチンやサポニン、イソフラボンが豊富。
これらの成分を効果的に摂取するには煮物に入れたり、煮豆にして煮汁までしっかり摂るとよいでしょう。
豆乳にも含まれますので豆乳を使った料理、飲み物も効果が高いでしょう。
≪枝豆≫ 血栓防止に効果、茹ですぎには注意を
大豆と同じようにレシチンやサポニン、イソフラボンが豊富で、血栓の原因となる悪玉コレステロールや中性脂肪を溶かして排泄します。
枝豆には大豆には内ビタミンCが含まれています。
ビタミンCは活性酸素を消去して老化を防ぎ、風邪防止にも有効です。茹ですぎてビタミンCを壊さないようにしましょう。
≪ピーマン≫ 香りの成分で血栓防止、炒めても、生でもよい
独特の青臭いの成分、ピラジンには血がかたまるのを防ぐ働きがあり、脳梗塞や心筋梗塞の予防と改善に役立ちます。
ヒーマンはビタミンCやβ-カロテンなども豊富です。
まだ未熟の緑色のピーマンより、完熟した赤ピーマンのほうが栄養成分が多いので、赤ピーマンも食べてみましょう。
炒めて食べても、生で食べてもよいでしょう。
「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」
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ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
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