海馬を鍛えるには新しいことをどんどん覚える

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海馬を鍛えるには新しいことをどんどん覚える

ヒトの記憶と密接に関係しているのが脳の中の海馬だということはご存知でしょう。
アルツハイマー病の患者さんの脳を画像診断すると、海馬が萎縮しています。
そのことから、「海馬は記憶が保存している場所である。
だから、海馬が縮んで小さくなると記憶力も悪くなる」と一般に考えられているようです。
しかし、ヒトの海馬に記憶が保存されているというのは間違いです。

ごく最近の研究では、非常に重要で、なおかつ基本的なデータは、海馬の中にも保存されているということがわかってきましたが、それは記憶のうちのほんの一部にすぎません。
では、海馬の主たる働きは何でしょうか。それは、物事を最初に覚えるときに必ず通過する場所であるということです。

海馬が関係しているのは、長期記憶のうちの陳述記憶です。

見たり、聞いたり、さわったり、味わったり、匂いをかいだりして五感を通して得た刺激は言葉で説明できる陳述記憶ですが、これらは、まず大脳皮質の体性感覚野や頭頂連合野、側頭連合野を始めとする中心溝より後ろのすべての領域に入ってきます。
そして、いったんここに入ってきた情報は、すべて海馬に伝えられ、そのあと、再び体性感覚野や頭頂連合野、側頭連合野などを始めとするそれぞれの場所に戻って記憶として保存されます。
知識となる新しいことを覚えるときには、必ずこのようなルートをたどります。
つまり、海馬は、記憶を、より長続きさせる手助けをする役目はありますが、記憶そのものの保存場所ではありません。

「記憶力をよくしたければ海馬を使え」といわれますが、それは間違いではありません。
記憶力をよくしようと思ったら、記憶を助ける働きをしているこの海馬を鍛えることが大事です。
具体的には、何か新しいことをどんどん覚えるのがいいでしょう。
新しい情報を送って海馬を通過させれば海馬が働きます。
年をとってから外国語を習ったり、ピアノを始めたり、俳句や和歌を作ったりして新しいことに挑戦するのは、そういう意味では海馬を使うことになるので大いにおすすめです。

また、ランニングや早足歩きでも海馬が発達します。

海馬は年をとって脳が萎縮し始めると真っ先に障害を受ける場所ですから、若いうちからフルに使って鍛えておいたほうがいいでしょう。

★ 五感を通じて入ってきた新しい情報は、すべていったん海馬を通過したあと、大脳皮質のそれぞれの場所に記憶として保存される。
★ 海馬は記憶が保存されている場所ではなく、記憶が長続きするのを助けている。
★ 海馬を鍛えるには、新しいことをどんどん覚えよう。
「脳ボケはNO!脳を悦ばせて生涯現役 より」

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ビタミンB12で脳の機能改善!

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、年をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働き、細胞の再生・修復、神経線維の修復、神経伝達物質の合成、免疫の正常作用などさまざまな働きがあります。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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