海馬を守ることが記憶を守る

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海馬を守ることが記憶を守る
記憶を整理する海馬がダメージを受ける
アルツハイマー病でとくに初期に現れるのが、「比較的最近のことを忘れる」ことです。
これは、アルツハイマー病のしくみと関係があります。

≪記憶のタイプによって脳の担当が異なる≫

「もの忘れ」は、認知症の中心となる症状ですが、認知症の影響を受けやすい記憶、受けにくい記憶があります。

◆ 記憶の担当窓口は海馬
記憶は、まず海馬に送られ、そこで一時保管されます。
・ 海馬
入ってきた記憶を整理し、必要なくなった記憶は破棄します。
繰り返しインプットされたこと(学習)や、強い印象を伴う記憶は、大脳皮質に送ります。

・ 大脳皮質連合野
海馬で選別され、大脳皮質連合やという部位に送られた記憶は、長期記憶として保管されます。
アルツハイマー病が進行し、大脳皮質連合野が影響を受けると、長期記憶も障害されるようになります。

◆ 記憶には3つの種類がある
記憶は、覚えておかなければならない度合いによって、3つに分けられます
・ 近い記憶
  直前のことに関する記憶です。
  今かける電話の番号など、一瞬覚えておけばよく、長いこと記憶しておく必要のないものです。
・ 短期記憶
  人との待ち合わせや、最近の行動など、数時間から数ヶ月ほど保たれる記憶です。
・ 長期記憶
学習して学んだことや、若いころの記憶など。

アルツハイマー病では、新しい記憶ほど忘れやすい≫

記憶は、脳の海馬というところにいったん保管され、そこから「もう破壊してもよいもの」「長期保存しておくもの」といった具合に選別・整理されていきます。

アルツハイマー病では、最初にこの海馬の働きが衰えていきます。
そのため、ずっと前に整理された古い記憶は比較的保たれ、新しい記憶ほど障害されやすいのです。

≪海馬を守ることが記憶を守る≫

海馬に刺激を伝えて衰えを防げば、アルツハイマー病を予防したり、進行を抑えることができるのではないかと考えられています。

海馬に関係する細胞を刺激する要因は「食べ物をよく噛む」「他人との交流が活発である」「適度な運動と適切な栄養」など、どれも特別なことではありません。
積極的に日常生活に取り入れてください。

≪海馬へのダメージがもの忘れを招く≫

アルツハイマー病の初期には、「置き忘れ、しまい忘れ」がよく見られます。
これは、近い記憶をつかさどる海馬が障害されているためです。

◆ たとえば、親しい知人の新しい電話番号を記したメモを見て……
<初期>
「これ、○○さんの何だっけ?」
メモを書いたこと自体は忘れても、親しい人のことは覚えている

<進行すると>
「この人だれだっけ?」
親しい人の名前を見ても、それがだれだか思い出せなくなる

◆ よく見られる症状
・ 時間や日時の見当がつかなくなる
・ ものの名前や人の名前が出てこない
・ 以前よりだらしなくなった
・ 何度も同じことを聞いたり話したりする
・ 連続ドラマを楽しめなくなる
・ 興味や関心が薄れる
・ ものの置き場所、しまい場所を忘れる
認知症を防ぐスーパー健脳食 より」

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ビタミンB12で脳の機能改善!

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
さらに興味深いことは、健康な老人の脳に比較して、老人性認知症患者の脳では、含まれるビタミンB12が、半分どころか、1/4~1/6程度にまで、低下しているということが明らかにされていることです。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、年をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。

◆ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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