最近のことは忘れても昔の記憶が消えないのはなぜ?

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最近のことは忘れても昔の記憶が消えないのはなぜ?

脳が萎縮し始めると神経回路はどう変化するのでしょうか。

脳の萎縮が始まると、まず最初に樹状突起が短くなり、そのいちばん先端のシナプス、いいかえればもっとも最近作られたシナプスから順番に縮んで小さくなって、そして消滅していきます。
そのようにしてつなぎ目のシナプスが先端から順々になくなってくると、今度は樹状突起そのものもなくなって、最後は神経細胞だけになります。

回路を失って、ほかの神経細胞からの情報が入らなくなった神経細胞は、やがて死んでしまいます。
このようなことが脳のあらゆる場所で起き始めるので、脳が萎縮してくるのです。
赤ちゃんが成長していくときには、刺激がどんどん脳に送られて脳の回路が密になっていきますが、年をとると、今度は逆のことが起きて神経細胞が減っていくのです。

年をとると、人は誰も新しいことを覚えるのが苦手になってきますが、遠い昔の記憶は鮮やかに刻み込まれているものです。
特に認知症の人などにその傾向が顕著に見られます。
数分前のことはすっかり忘れているのに、子どものころの思い出は細かなことまで正確に覚えていて、周りの人を驚かせたりします。

それは、脳が衰え始めると、伸びた樹状突起の先端のシナプスから消滅していきます。
記憶はシナプスに保存されていますが、先端になるほど、最近のことが記憶されていますから、その記憶が先に失われていくのは当然のことなのです。
それに対して、遠い昔の記憶は、神経細胞樹状突起の付け根の部分に保存されているので、最後まで消えないで残っているのです。

★ 脳が衰え始めると、神経細胞の先端のシナプスから消滅していく。
★ 新しい記憶は先端に保存されているのですぐ消えてしまう。
★ 付け根に保存されている昔の記憶は最後まで消えない。
「脳ボケはNO!脳を悦ばせて生涯現役 より」

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ビタミンB12で脳の機能改善!

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
このシナプスは、年をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。

ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働き、細胞の再生・修復、神経線維の修復、神経伝達物質の合成、免疫の正常作用などさまざまな働きがあります。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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子供たちの集中力・学力向上、受験にビタミンB12
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