【脳梗塞】脳梗塞の種類

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脳梗塞脳梗塞の種類

脳梗塞の種類
ラクナ梗塞
通常、診療で最も多い脳梗塞は、ラクナ梗塞です。
ラクナとは、ラテン語で「小さな窩(くぼみ)」という意味で、本来は病理学に由来する言葉です。
穿通枝(せんつうし)と呼ばれる、ごく細い脳血管の血流障害により生じた15mm以下の脳の深い部分の梗塞を、こう呼びます。
穿通枝の先に、脂肪硝子様物質が蓄積したりするリポヒアリノーシス、小さな粥腫(粥上の物質で脂肪性のまだらな沈着物を内腔に容れた嚢胞)、アテローム血栓などにより生じるとされています。
危険因子は高血圧、糖尿病です。

症候としては片マヒのみ、半身感覚障害のみ、構音障害+一側手指の巧緻運動障害、片マヒ、同側上下の失調などの症候を呈することが多く、原則として意識障害はともなわず、脳皮脂の症状をともなうこともありません。

◇ アテローム血栓脳梗塞
頭蓋内の主幹動脈、頭蓋外の大血管のアテローム硬化を基礎とする脳梗塞です。
日本では、この脳梗塞脳梗塞全体に占める頻度は、欧米に比べてそれほど高くありませんが、生活様式の欧米化にともない、今後の増加が予想されています。
高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙などが、危険因子とされています。

粥腫の壁において血栓が形成され、粥腫内出血を起こすことで血管の狭窄が進行して閉塞したり、粥腫自体の破綻にともなって急性に閉塞する血栓症、アテローム病巣に血栓の塞栓が形成される塞栓症、血管の高度な狭窄の存在下で血圧の低下・脱水などによる脳循環障害の悪化により引き起こされる血行力学性などがあり、組み合わせによって生じることもあります。
症状や経過はさまざまで、一過性虚血発作が先行症状としてみられることもあり、発症様式が緩徐で階段状になることが多いとされています。

症状としては運動マヒ、感覚障害、意識障害視野障害高次脳機能障害などがあります。
病巣の大きさも病態によってまちまちで、一定していません。
治療として、総頸動脈・内頸動脈分岐部で頸動脈内膜剥離術がおこなわれます。

◇ 心原性能塞栓症
心臓内に形成された血栓が塞栓子となって生じる脳塞栓症、右心系と左心系の間に短絡路が存在することで、右心系からの血栓が左心系に入って頭蓋内血管に流入するために生じる奇異性塞栓症などがあります。

もともと頭蓋内血管の血流に異常がないことが多く、その状態で突然の血流障害を生じるため、症状としてはかなり強い症状を呈することが多いようです。

◇ そのほかの脳梗塞
正確な分類が不可能な脳梗塞のなかには、頸動脈変と心疾患の合併例、塞栓源が不明な皮質枝梗塞、大きな脳深部梗塞などがあり、特殊な背景をもつものとして動脈解離、血液凝固系異常、免疫異常、血管炎、静脈洞血栓症、もやもや病などもあります。

◇ 一過性虚血発作
一過性虚血発作は、脳梗塞ではありません。
脳の血流が低下することによって運度マヒ、感覚障害、一過性黒内障(目の前が真っ黒になる)などを生じるのですが、24時間以内に改善するものをこう呼びます。

一過性虚血発作の症状は、そのほとんどが1時間以内に消失します。
一過性虚血発作の既往は、脳梗塞発症の危険因子ともいわれ、正確な診断と適切な治療指針を必要とします。

◇ 無症候性脳梗塞
症状をまったくもたず、たまたま発見される脳梗塞を、無症候性脳梗塞と呼びます。
巷でいうところの、「隠れ脳梗塞」です。

無症候性脳梗塞は、脳卒中の高危険群であるとされており、慎重な対処が必要と考えられます。
少数の病変のみで、抗血小板薬の内服を開始する必要はないと思いますが、無症候性脳梗塞の最大の危険因子は高血圧であることから、血圧の管理については、十分に注意を払う必要があると考えられています。

過剰に心配する必要はありませんが、楽観もできない、というのが無症候性脳梗塞です。

脳梗塞の症状として、頭痛がないことはないですが、一般的には頭痛を起こす脳梗塞はまれで、脳梗塞の初期症状としてとらえる必要はないと思います。
「脳の病気 より」

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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html