がん細胞さえ破壊するNK細胞

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がん細胞さえ破壊するNK細胞

● NK細胞は、がん細胞、ウイルスに感染した細胞などを破壊する。
● NK細胞はストレス、低温に弱く、その活性化の役割をサイトカインが担う。

≪がん細胞を破壊する≫

リンパ球の中でも、単独で敵をみつけしだい攻撃し、殺していくのがNK(ナチュラルキラー)細胞です。
がん細胞が大きくならないうちに破壊する役割をもち、ウイルスや細菌に感染した細胞を丸ごと破壊します。

NK細胞の「ナチュラル」は、自然免疫(先天性免疫反応)にかかわりがあることに由来します。
NK細胞の殺傷力は、細胞の誕生後、体内で遭遇する環境によってしだいに教育され、的を絞って攻撃する能力が備わるようになります。
また、NK細胞の機能の活性には、情報伝達物質であるサイトカインによる栄養摂取が不可欠であることが近年の研究でわかっています。

≪NK細胞の弱点と活性化≫

免疫系の最前線で体を病原体から守る細胞として、近年注目を集めているNK細胞ですが、発見が新しく(1975年)、わかっていることは多くはありません。

しかし、強いストレスを感じるときにNK細胞の数が減り、免疫の機能が低下することは実験で認められています。
また、低温にも弱いため、人体が寒さにさらされると風を引きやすくなる一因ともなっています。
さらに、うつ病や加齢などによっても、NK細胞の攻撃能力が衰えます。

NK細胞が非活性になると、がんだけでなく慢性疾患、遺伝子疾患、免疫不全症、感染症などの病気にかかりやすくなります。

NKT細胞とは?

近年、NK細胞とT細胞の両方のマーカー(特徴づける分子)をもつNKT細胞が発見されました。
体内に非常に微量にしか存在せず、自然免疫と獲得免疫の両者の橋渡しをする細胞として注目されています。

◆ NK細胞が異物を見分ける基準

マクロファージは、異物を貪食の対象としますが、NK細胞は、自分の体を構成する細胞であってもがんや微生物におかされているとみると、細胞ごと攻撃の対象とします。

NK細胞が「自分でない」=「敵」だと認識する判断の一つは、「自己」とは違う形のMHC喫子を表面につけていることです。
これは、キラーT細胞にとっても同じです。
※ MHCとは
抗原提示に利用されるが、自分と他人を区別する標識でもある。
クラス気呂匹虜挧Δ良縮未砲發△襪、クラス兇蝋蓋仰鷦┷挧ΔB細胞など、一部の細胞にしか発想しない。

『NK細胞、キラーT細胞、NK細胞とT細胞の特性をもつLAK細胞を活性化することでがん細胞を攻撃しようとする治療を「免疫療法」といいます。』
「体をまもるしくみ辞典 より」

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≪ビタミンB12の働き≫

(1)核酸たんぱく質の生合成
ビタミンB12は、生体で最重要とされる核酸たんぱく質の生合成を司っています。
新しい核酸、たんぱくが生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わり、ビタミンB12の「修理工」的機能が発現します。
その結果が時には若返りにもつながることとなります。

(2)補酵素としての機能
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い流すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

(3)神経の修理・再生
ビタミンB12は切断された神経繊維の再結合と機能回復、神経興奮の伝わり方(興奮電動速度)の増大、破壊された神経組織の周辺での幼若神経の新生など、”修理工”としての効果を持っています。

(4)免疫調整
生体内に異物が侵入し、これが生体の防御システムによって異物として認識されると、それを抗原とする抗体が生産されます。
この抗体は蛋白質ですので、ここでまた蛋白質の生体内合成系の問題が登場します。酵素蛋白の生合成にビタミンB12が関与しますので、”当然”免疫抗体の形成という名の蛋白合成にも同様な関与が推定されます。
ビタミンB12は、蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質)産生が強化されても不思議ではありません。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html