夏バテはビタミンB群で乗りきろう

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夏バテはビタミンB群で乗りきろう
<ビタミンB1情報>

≪にんにくのスタミナの秘密はビタミンB1にあった≫

にんにくの強精作用の秘密を探る研究で、おもしろいことがわかりました。
昔からにんにくを食べるとスタミナがつくといわれます。
これには、ビタミンB1が大きく関係しています。

にんにくに含まれるビタミンB1は、アリシンという物質とくっついて、アリチアミンという物質になっています。
アリシンというのは、にんにく特有のあのにおいの素です。

B1は余分にとると排泄されます。
ところがにんにくに含まれるアリチアミンは長く血液中にとどまり、B1をゆっくりと離していきます。
つまりB1を無駄に排泄することなく、長時間にわたって利用できるのです。

しかも、アリチアミンは水に溶けにくく熱にも強いので調理による損失も少ないのです。
B1不足の人には、心強い味方です。
にら、ねぎ、玉ねぎにも同様の状態のB1が含まれています。
うどんを食べるときは、ねぎをたっぷりと刻み入れるなどして上手に利用しましょう。


≪夏バテはビタミンB群で乗りきろう≫

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
B1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。

B1だけではありません。
B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。

この点を考慮して、ビタミン剤にはB群がまとめて配合されています。
ビタミン剤は疲れがたまった、いざというときの助っ人です。
食事をおろそかにしてビタミン剤に頼るのは考えものです。

B群をまんべんなく含む食べ物の優等生は、玄米や小麦全粒粉です。
ご飯やパンは毎日欠かさず食べる主食ですし、B群もとりだめのできないビタミンですから、主食でとるのがいちばんです。
精白した真っ白い米や小麦粉ではB群はあまり期待できません。
胚芽米や全粒粉のパンがおすすめです。

おかずでとるとすると、レバー、牛乳、卵、豚肉、鶏肉、大豆などがB群の豊富な供給源です。

★ 効果的なとり方 ★
調理による損失は30~50%です。
煮汁に溶け出るので汁ごと食べましょう。
野菜はぬかみそ漬けにするとB1がふえます。

★ 塩素でB1が減少 ★
水道水の消毒用塩素でB1が減少します。
米をとぐときは水道水も蒸留水も減り方は同じです。
炊くときに蒸留水を使うと損失が少ないので、炊飯にはミネラルウオーターを。
「からだに効く栄養成分バイブル より」

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筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、いくつものビタミンB群の仲間が必要です。
筋肉や神経を動かすエネルギーをつくるのがB1、神経伝達物質の生成にはたらくのがB6、そしてB12の役目は、神経細胞内の核酸たんぱく質などを合成したり、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてはくれません。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると神経過敏などの症状が起こりやすくなります。 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳・神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、胃の内因子(胃から分泌されるたんぱく質の一種)と結びつくことにより吸収されますが、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために 大量のビタミンB12を補給する必要があります。
高齢者で吸収が悪くなっている人も同様です。
ビタミンB12は動物性食品にしか含まれていないので、菜食主義の人も欠乏症が心配です。

ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html