脳血管の疾患や交通事故などで脳のある機能、記憶や情緒、言語などに障害が残るのが高次脳機能障害で、“見えざる障害”とも呼ばれています。
高次脳機能障害とは、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患や交通事故による衝撃などによる脳の損傷や、水難事故などで一定時間、脳に酸素が供給されなかったことなどによって、ある機能に障害が残ることです。
生命維持に欠かせない呼吸や摂食、身体の麻痺や感覚器官の障害ではなく、言語、思考、感情、記憶、学習、視覚、聴覚といった脳の機能の中でも高次な機能に障害が出るために「高次脳機能障害」と呼ばれます。
もとの状態に戻ったかのように見えるのに、脳に損傷が残ってしまったために、例えば、急に起こりだすというように感情が抑制できなくなったり、急に口数が少なくなったり、無気力になったり、記憶力が低下するというように、肉体的な部分ではなく、その人の行動に障害が現れるために「見えざる障害」と言われてもいます。
病気や事故から一命をとりとめ、一見では障害が見えないために、逆にトラブルになることも少なくありません。
障害は脳のどこに損傷が残っているかによって違いますが、次のような障害が残ります。
【失語症】
うまく話せなかったり、人の話が理解できなくなる。
字が読めない・書けないということもある。
【失認症】
知っていたはずの人の顔がわからなくなる。
物の形や色がわからなくなるなど。
【感情障害】
無関心あるいは無欲になり性格が変わることもある。
【注意障害】
気が散りやすい、ひとつのことに集中できない。
疲れやすく、長時間の作業ができなくなる。
【健忘(記憶障害)】
新しいことを覚えられず、数分から数十分前のことも忘れてしまう。
物を置いた場所を忘れる、何度も同じことを質問してしまう。
【遂行機能障害】
ふたつの作業が並行してできない。
物事をやる場合に、自分で手順を決めて順序よくやるといったことができない。
【社会的行動障害】
場違いの場面で怒ったり、笑ったり、我慢ができない。
ひとつのものごとにこだわって、変えられなくなる。
【地誌的障害】
家に帰れなくなる、自宅のトイレがわからなくなってしまう。
【半側空間無視】
自分が見ている空間の左右どちらか半分を認識できないので、片側にあるものにぶつかったりする。
＜予防・治療＞
脳の損傷による障害は、もとどおりの機能を取り戻すことは非常に困難です。
また、高次脳機能障害を持つ人は、本人もその障害に気づきにくいことが多いものです。
しかし、普通は障害がある一方で、十分に使える能力も残っています。
そこをまわりの家族や協力者が見極めて、まだ使える能力を生かすようにリハビリテーションを続けることです。
場合によっては、失われた能力の回復にとらわれすぎず、本人や家族、知人らが協力して新しいライフスタイルを見出すことも重要なことになります。
「ビジネス脳・幸せ脳・健康脳 より」
＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
＜ビタミンB12の働き＞
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステインや活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html
