【脳卒中後遺症】脳卒中で起きやすい後遺症③ 『感情障害とうつ病』

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脳卒中後遺症】脳卒中で起きやすい後遺症③ 『感情障害とうつ病
感情障害は周囲とのトラブルの原因に、うつ状態は生きる意欲を失わせることになりがちです。
なお、脳卒中後のうつ病薬物療法によって改善が可能です。
 
≪感情が不安定になる「感情障害」≫
 
脳卒中の後遺症には、感情面の障害もあります。
イライラしやすくなったり、怒りっぽくなるなど、感情が不安定になります。
物事に固執してトラブルを起こすこともあり、反対に意欲が低下して表情がなくなるような場合もあります。
 
ほんのちょっとしてことで泣いたり、笑ったり、ひどくおびえたりすることもあります。
これを感情失禁といいます。
場合によっては、幻覚や妄想があらわれることもあります。
 
治療可能な感情障害もありますので、正しい診断をしてもらいましょう。
 
≪喪失感によって起こりやすい「うつ状態」≫
 
うつ状態も、脳卒中後に起きやすい症状です。
そりまで何不自由なく生活していた人が、スムーズに言葉を発することができなくなったり、トイレに行くにも人の手を借りなければならなくなるのですから、大きなショックを受けて当然です。
 
こうした喪失感によるうつ状態だけでなく、脳の機能が損傷されることによるうつ状態、言葉に感情を込めることができないことによる見せかけのうつ状態もあります。
また、高齢や認知症によって、うつ状態が出現することもあります。
 
★ 幻覚・妄想 ★
 
幻覚とは、実際にはないものが見えたり(幻視)、聞こえたり(幻聴)する現象です。
一時的に脳の機能が低下することで生じる「せん妄」に伴って幻覚が生じることもあります。
せん妄になると、意識が軽度に障害されるために、外からの刺激に対して適切な行動がとれなくなります。
 
妄想は、現実にありえないことを確信し、それに対しての説明や訂正を受け入れられない状態のことです。
被害妄想、嫉妬妄想、物盗られ妄想などがあります。
「嫁に財布を盗まれた」など、身近な人が妄想の対象になることが多く、家庭内のトラブルを招きがちです。
高齢者では認知症でみられることが多く、周囲を適切に認識できなくなり、不安やとまどいが形を変えてあらわれたものとも考えられます。
 
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隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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