脳も体も健康で長生きできるかどうかは、10の生活習慣で決まる

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脳も体も健康で長生きできるかどうかは、10の生活習慣で決まる

遺伝的な要素で、男に生まれるか、女に生まれるかのように、生まれつき絶対に自分の力では変えられないこともあります。
しかし、家族に心臓疾患やがんになった人がいて、自分もそのような資質を持っていたとしても、生活習慣でそうした病気にならずにすむことは可能です。
脳の働きについても、生まれつき、遺伝がかかわっていることは確かです。
しかし、凡人であっても、レオナルド・ダ・ヴィンチアインシュタインなどのような天才になることはできないとしても、その使い方次第で、脳はいくらでも力を発揮するようにできるのです。
体の健康を維持して脳がフルに力を発揮できるような土台を整え、頭を使う生活を習慣にすることで可能になります。
科学的な根拠をもとにして、具体的にどのような生活を心がければいいのかを、誰でもできる10の基本を、挙げておきましょう。

1. 週に2~3回以上、1回30分以上運動をする
若くて体力がある方なら、できれば自分のペースでのジョギングがおすすめですが、速歩でも充分です。
健康な人なら50代までは、腹筋、背筋などの筋力運動も織り交ぜるようにしてください。
高齢な方は無理は禁物です。
軽い農作業や趣味として庭仕事や家庭菜園などをすれば、筋力も使います。
有酸素運動として、手軽なのはウォーキングです。
できれば毎日30分以上は歩くようにしましょう。
年齢次第ですが、無理して早く歩かなくても、自分のペースで散歩でいいのです。
運動不足の30~40代の方は、とりあえず、速歩でのウォーキングからはじめるのがベストです。

2. 食生活のバランスに気をつけ、食べ過ぎない
バランスも大事ですが、もう一つ指摘しておきたいのは、食べ過ぎないようにすることです。
昔から「腹八分目」と、多少もの足りない程度が健康にいいといわれてきました。動物実験では、食事制限をすることで寿命が延びることが報告されています。
さらに最近では、空腹のときに出る消化管ホルモンである「グレリン」が出ると、脳に作用して、脳の働きがよくなるということも報告されています。

3. ストレスをうまく受け流す
人間生きている限り、日々、いろいろなストレスを受けざるを得ません。
同じようにストレスを受けても、それほどこたえない人と、いつまでも悩み続けたりする人がいます。
楽観的で、あまり悩まない人はそれだけトクをしていることになるのでしょうね。
気持ちのもち方生活習慣で、ストレスをうまく処理することはできるのです。
散歩や運動、趣味などで気分転換をはかったり、ある人との関係がストレスのもとになっているのならば、その人となるべく距離をあけるといった方法をとることです。
そうはいっても、自分ではどうにもできない状況というものもあるでしょう。
そんなときは、自分がちょっと変わればいいのではないでしょうか。
神経質な人は、人や状況にとらわれすぎて振り回されることでストレスが大きくなるのですから、多少自分勝手に振る舞うといったことも必要です。

4. 人とのコミュニケーションのある生活
仕事をしていれば必然的に日常的に脳を使います。
しかし、定年退職して現役を退いたとたんに、それまで仕事以外のつき合いが他にない人は、人間関係がさらにそれまで仕事一筋で家族との会話も少なかったとなると、一日中家にいても家族との会話もほとんどないことになります。
それでは、脳の老化を招き、認知症への道を歩むことにもなりかねません。
もっとも大切なのは家族との会話です。
夫婦や親子の間は、リラックスして話ができます。
それが脳にとってもいいのです。
さらに、趣味などのサークル活動を広げて、近所の人たちなどとのつき合い、コミュニケーションをはかることも大切です。

5. 好奇心を持って、新たなことに挑戦する
6. 学習習慣を続ければ記憶力は保たれる
7. 目標をもつ

8. 自分に報酬を与える
報酬を期待することで、ドーパミン神経が活発になるのです。
これを活用して、脳が活発に働くようにすればいいのです。
人から、あるいは社会から報酬が与えられないならば、何かを達成したら、自分で自分に報酬を与えて、モチベーションを高めるというのも一つの方法です。
人間は叱られたりけなされたりしたら、やる気が起こりません。
怒ればノルアドレナリン、アドレナリンが出て、精神的にだけでなく体にも悪影響を及ぼしかねません。
できれば、つねに自分の気持ちをいい状態にもっていって、やる気が起こり、脳も活性化するようにしましょう。

9. 本を読む習慣を維持する
言語野が活動しますし、それだけでなく脳の各部位が活動します。
言語は脳の活動の基本です。この基本能力を維持することは、脳の基礎体力の維持につながります。

10. 意識的に段取りをする
たとえば、料理をするには、まず、野菜や肉を切って、それを煮たり炒めたりして、味付けをする。
さらに、それをしながら、別の料理の準備をするといったように、段取りが必要です。
料理に慣れている女性(もちろん男性でもそういう人はいますが)ならば、それほど意識しなくても順番どおり、段取りよくできますね。
日常的な仕事であれば、女性が料理をするように、それほど意識しなくても、能率的にこなしているでしょう。
何でも慣れればあまり意識せずにうまくできるようになりますが、それは脳のシナプス(神経細胞神経細胞の間)のつながりがよくなってその段取りが脳の中に組み込まれていて素早く反応するようになっているのです。
そのとき、脳は省力化するようになっています。
しかし、複雑なことや新しい仕事をする、新しい料理をつくるとなれば、意識的に段取りを考えなければなりません。
それが脳にとってはいいことなのです。
ときには脳に負担を与える必要もあるのです。
そして、その新たなことに慣れれば、それほど意識しなくても素早くできるようになります。

ほかに脳にいい生活習慣としては、同じ睡眠時間であれば、早寝早起きのほうが、食事も規則的になり、健康にはいいので、朝型の規則正しい生活のほうが脳にいいことはいうまでもありません。
睡眠時間については、かなり個人差があります。
人によって眠りの深さが違いますから、短時間でも深い睡眠がとれればそれでいいのです。
時間にこだわる必要はありません。
(いつまでも「老いない脳」をつくる10の生活習慣 より)

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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html