スロートレーニング通称「スノトレ」を勧める理由

イメージ 1

スロートレーニング通称「スノトレ」を勧める理由

最近、スホーツジムやテレビなどで、効果的な筋肉トレーニング法として「加圧トレーニング」が話題を読んでいます。

加圧トレーニングとは、かんたんにいうと、ベルトなどで筋肉に流れる血液を制限した状態でトレーニングすることによって、無酸素運動の効果を引き上げるトレーニング法です。

無酸素状態で運動すると、筋肉には「乳酸」という疲労物質がたまります。

じつは、この乳酸がとてつもない威力を発揮するのです。

どういうことかというと、筋肉に乳酸がたまると、それに対してフィードバックメカニズムが働き、脳にその情報が行くことによって、下垂体から成長ホルモンが分泌されるのです。

ごく普通の筋トレを行っても成長ホルモンは出るのですが、乳酸がたまったという情報が脳に行くと、成長ホルモンの分泌量が何百倍という驚くレベルで急増するのです。

じつはこの成長ホルモンの急増こそが、加圧トレーニングの効果の正体なのです。

成長ホルモンは筋肉の増加を促進させるホルモンなので、成長ホルモンの量が多ければ多いほど筋肉は大きくなりやすくなります。

つまり加圧トレーニングは、血行をわざと止めることで、無酸素状態をつくりだすとともにエネルギーの供給をストップさせ。乳酸をより効率よく出させることで成長ホルモンを最大限に引き出し、筋肉を増やしていくのです。

効果のとても大きい加圧トレーニングですが、個人で行う場合にはデメリットもあります。

それは、血流を制限して行うので、専門のトレーナーについて行わないと危険が伴うということです。
血流をとめすぎると、血流障害を起こしたり、ひどいときには血栓ができたりして、命に関わる危険すらあります。

そこでお勧めしたいのは、加圧トレーニングに近い効果を持ちながら、家庭で一人でも安全に行える「スロートレーニング」です。

スロートレーニング、通称「スロトレ」とは、文字どおり非常にゆっくりとしたスピードで行う筋肉トレーニング法です。

具体的にいうと、一回のスクワットを1分間ぐらい、時間をかけて行うのです。

まず30秒ぐらいかけてゆっくり腰を落とし、また30秒ぐらいかけてゆっくりともとの位置に戻す。
これを、呼吸の回数を減らし、できるだけ無酸素に近い状態で行うのです。

このくらいゆっくりとした速度でトレーニングを行うと、筋肉はそれを負荷の大きな運動だと錯覚します。
そして負荷が大きいと錯覚した筋肉は、乳酸がたまったときと同じように、脳に「成長ホルモンをたくさん出してください」とフィードバックを送るのです。

その結果、脳の下垂体から、乳酸がたまったときと同じくらいの成長ホルモンが分泌されるというわけです。

スロトレは、血流を制限しないので、一人でも安全に行うことができます。

レーニング量の目安としては、1分間1回のスクワットなら、自分の体力に合わせて10回から15回ほど行っていただければ、かなりの筋肉増強につながります。
もし、10回なんてきつくてとてもできないという人は、3回でも5回でもいいので、できる回数から徐々に増やしていくといいでしょう。

運動経験の少ない人が筋力アップを目指す場合は、最初から神経経路を鍛えるマックススピードの無酸素運動をするより、スロトレ有酸素運動を組み合わせた運動から始めたほうが体への負担は少なくて済むのでお勧めのトレーニング法です。

どちらの方法でも筋肉が増えれば、基礎代謝も体温も上がっていくので、自分に合った方法で、筋トレを生活の中に取り入れていただきたいと思います。
「体温を上げると健康になる より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

第二次世界大戦後、アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』に”赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者の命を救う特効薬だ”との解説文が掲載されました。
その頃から、ビタミンB12は世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究(その合成法など)には、いくつものノーベル賞が与えられました。
そして、多くの研究者による努力の結果、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず、神経系や内分泌系にも効果があることが明らかになったのです。

ビタミンB12によって脳の血流が活発になり、それにより脳の隅々まで栄養が行き届くようになり、死滅していた細胞が再生されるということが言われるようになりました。

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれませんが、例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。

ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳・創造力・学力向上のためのビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html