肉ジャガを生んだ日本人の知恵

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肉ジャガを生んだ日本人の知恵
 
中高年の大好きな「肉ジャガ」は、居酒屋などでも食べることができます。
この「肉ジャガ」は、日本人の長寿食といってよいでしょう。
「肉ジャガ」の基本的な材料は、肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、糸コンニャクなどで、食材の組み合わせが、栄養的にみても、きわめてバランスがとれています。
 
肉類は脂肪が多いからといって、敬遠する方もいますが、健康長寿には不可欠のものです。
上手に食べれば、むしろ、長寿食なのです。
そのいい例が「肉ジャガ」なのです。
 
肉といっしょにコンニャクを用いることによって、コンニャクのグルコマンナンが肉の脂肪を抑えてくれますから、あまり気にせずに味わいを楽しむことができます。
 
肉ジャガの肉は牛でも豚でもよいですが、おすすめは豚。
なにしろ、情報化、長寿化時代のビタミンといわれるB1が、牛肉にくらべて10倍近く多く含まれています。
ビタミンB1は、記憶力や学習能力、創造力を高めたり、脳の若々しさを保持する上で欠かせないのです、
 
情報化時代の最前線で働くビジネスマンにも、記憶力のダウンやボケなどが気になる高齢者にとっても、B1は重要です。
最近、40代、50代の若年性認知症が増加しているそうですが、予防する上でもB1の多い肉ジャガは役に立つでしょう。
 
ニンジンには目や肌にうるおいを与え風邪にかかりにくくするビタミンAやカロテンがたっぷり。
タマネギにはケルセチンという抗酸化成分が含まれています。
「長寿食365日 より」
 
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ビタミンB12”ビタミンB1”は、脳や全身の神経・筋肉の働きを活性化します。
ビタミンB1”は、神経の回復剤として、老人性認知症アルツハイマー病に有効なことが学会で発表されています。
また、ビタミンB12”は、選択的に脳神経に利用されることが知られています。
ビタミンB群はバランスよくとることで相乗効果を発揮します。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

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