シラス干しで骨の強度を向上

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シラス干しで骨の強度を向上
 
食は一物全体食がいちばん健康によい。
 
ダイコンだったら、白い根の部分ばかりではなく、葉っぱもすべて食べつくすのです。
イワシだったら、頭の部分から丸ごと。
 
そうすると、ダイコンの生命、イワシの生命を支えていく上で必要な成分がすべてとれ、それを食べた私たちの生命力も、もっともっと強化されるはずです。
 
そうはいっても、魚の場合、頭から丸ごと食べられる魚種はかぎられています。
カツオやマグロを一物全体にしろといっても、とても実行できません。
 
しかし、「シラス」だったら簡単です。
シラスはカタクチイワシやマイワシの稚魚のことで、体長は2センチ前後。
土地にもよりますが、漁期は一般的に春と秋の二回。
寒さに向かう秋のシラスは、身がしまっていて脂ののりもよく、とくにうまい。
 
水揚げされたシラスを食塩水でさっとゆで上げたものが釜揚げシラスで、これを軽く機械や天日で干したものがシラス干し。
 
シラス干しはダイコンおろしと一緒に食べる場合が一般的ですが、炊きこみご飯やチャーハン、汁物と食べ方もいろいろあります。
ひとつまみ口に放りこむと、軽く塩味があり脂ものっていてこくがあります。
カルシウムとビタミンDが豊富ですから、骨の強度をしっかり支えてくれるでしょう。
ビタミンAEB類も豊富ですから免疫力を強くする上でも役に立ちます。
「長寿食365日 より」
 
 
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ビタミンB12”ビタミンB1”は、脳や全身の神経・筋肉の働きを活性化します。
ビタミンB1”は、神経の回復剤として、老人性認知症アルツハイマー病に有効なことが学会で発表されています。
また、ビタミンB12”は、選択的に脳神経に利用されることが知られています。
ビタミンB群はバランスよくとることで相乗効果を発揮します。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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