簡単な計算は、暗算でやるクセをつける

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簡単な計算は、暗算でやるクセをつける
 
電卓やコンピューター全盛時代とあって、昔に比べると、日常生活で暗算しなければならない機会は少なくなりました。
2桁程度の足し算でも、「このほうが確実だから」と、電卓を持ち出して計算することが多いでしょう。
 
ですが、脳をいきいきと働かせるためには、できるだけ暗算するクセをつけたほうがいいのです。
それを示すのが、東北大学教授で『脳を鍛える大人の計算ドリル』などの著者としても知られる川島隆太博士が行った、コンピューターゲームと簡単な足し算問題を解いているときの脳の様子を調べた実験です。
 
結果は、ゲームをしているときよりも、足し算問題を解いているときのほうが、脳は活発に動いていました。
そこから、川島博士は、「簡単な計算問題は脳を鍛える」「難しい問題を解く前に、簡単な計算問題を12分解くと、脳のさまざまな部分が活性化して、脳のウォーミングアップになる」と唱えています。
 
そこで、たとえば、友人との食事で割り勘にするときには、電卓を使わずに暗算してみる。
スーパーのレジでお金を払うときに、お釣りがいくらになるかを計算する。
買う商品が23品なら、消費税まで含めた合計金額をだしてみるのもいいでしょう。
 
機会を見つけては暗算する習慣をつければ、脳は大いに活性化するはずです。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
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