規則正しい生活とは

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規則正しい生活とは

早寝早起きは健康にいいという説がありますが、必ずしも早起きがいいというわけではありません。
確かに、電気がない時代には日の出とともに活動を始め、日が暮れると帰宅し、テレビやゲームなどの娯楽もないので、夜も早寝していたでしょう。
心がけて早寝早起きをしていたというよりは、自然と早寝早起きになっていたのです。

これに対し、現代社会は24時間営業のコンビニをはじめ、夜遅くまで開いている飲食店や娯楽施設がたくさんあります。
仕事も残業が当たり前で、なかなか早く帰ることができないという人が多いのではないでしょうか。

それでも、仕事をしていれば朝起きて会社に出かけ、仕事が終わったら帰宅して就寝するという生活が基本となるでしょう。

特に早起きをしなくても、決まった時間に寝て、決まった時間に起きる規則正しい生活が、脳を効率よく働かせることになります。

脳は起きてから2時間ほど経ってから活発に動き始めます。

つまり、朝7時に起きれば9時頃から午前中いっぱいは脳がフル回転しますが、昼食後に少し疲れが出ます。
昼食後に昼寝をすすめられることがありますが、これは疲れが出始めた脳を少し休ませ、リフレッシユさせるのに昼寝がとても効果的だからです。

一方、昼近くに起きた場合、午後2時頃から活発に動き始め、夕方はまだ疲れは出ないでしょう。
夕食後に少し出るかもしれませんが、朝6時頃に起きた人に比べると、同じ時間帯でも脳の疲労度合いはまったく違います。

朝型生活、夜型生活のどちらがいいというわけではありません。
脳が活発に動ける時間は決まっていて、ピークをどこに持っていくかということになります。
効率よく脳を動かすためには、勤務状態に合わせて、自分の生活サイクルを調整することをおすすめします。
脳によくないのは、起きる時間がまちまちな、不規則な生活を送ることです。
不規則な生活を送っていると、脳を活発に動かせたいときに、そこにピークを持っていけません。
「40歳から『衰えない脳』をつくる 7つの習慣 より」

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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。

また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。

ビタミンB12について
http://www.endokoro.jp/
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/libra_g.html