便利になったのに疲れるのはなぜ?

イメージ 1

便利になったのに疲れるのはなぜ?

21世紀の日本。
ずいぶん豊かになったものです。
生活水準が上がり、数十年前と比べると圧倒的に便利になりました。
食べ物だって、安価で美味しいものが、いともたやすく手に入ります。
ところが、そこに住むわたしたちは、本当に幸せでしょうか。
むしろ、疲れ、不安、イライラを感じながら生きているのではないでしょうか。
何がいけないのでしょう。

ヒトがサルから分かれて数百万年が経過しました。
この間に、気候や環境が大きく変わり、それにともない、獲得できる食べ物も激変しました。
この変化に適応し進化して生き延びてきたのがヒトです。

でも、一口に適応と言いますが、それまで慣れ親しんだ仕事や住環境を捨て、新しい仕事や住環境で生活するのは、たいへん辛いだけでなく、かなりの時間もかかります。
適応は一朝一夕にできるものではないのです。

時間や空間に対する感覚も一変しました。
交通や通信が発達したおかげで、かつて一週間かかった仕事が今なら1日でできます。
かつて1日がかりだった出張先に今なら1時間で着けます。
遠くの友だちと話したいなら、携帯電話をかければよい。
手紙をやりとりしたいのなら、電子メールを書いて10分もたてば返事が来るでしょう。
どこか遠くに行きたいなら、飛行機に飛び乗ればよい。

このように、仕事や生活のテンポがやたらと速くなりました。

■強いストレスに耐えられるか?

ヒトが新しい環境に適応するのには長い時間がかかります。
にもかかわらず、これほどの激変が起こったのは、最近の50年間のことです。
百万年単位のヒトの歴史から見れば、50年は、まばたきほどの時間でしかありません。

環境の激変とそのスピードに順応できる人もいるでしょうが、このような人は少数派ではないでしょうか。
むしろ多くの人は環境の激変とそのスピードを強いストレスとして受け取り、苦労しているようです。

わが国をはじめとする先進諸国で、慢性の疲労、不安、うつ、睡眠障害などが蔓延しているのは、このあらわれのように思えてなりません。

WHO(世界保健機構)は、自殺、暴力、うつ病が世界的に増えていることを報告するとともに、21世紀におけるいちばんの健康問題は心の健康である、と指摘しています。

また、厚生労働省が発表した2005年度の患者調査によると、うつ病(気分障害)による精神科の受診者は年間92万4000人、統合失調症者による受診者は年間65万7000人で、その他の精神疾患を含めると年間に合計303万人が精神科を受診しました。
しかも、うつ病を含む気分障害で治療を受けている人は、1996年の43万3000人から、2005年には92万4000人と10年間で約2倍に急増しています。

精神科以外の内科や心療内科などを受診する人が圧倒的に多いことを考えると、心の病に苦しむ人の実数はこの数倍になるでしょう。
うつ病だけに限っても患者数は500万人と見積もられています。

睡眠障害の人には睡眠薬、不安やストレスを訴える人には抗不安薬が処方されています。
そして、辛い胸の内を聞いてもらうために、心理カウンセラーを訪れる人も急増しています。

また、書店の一角に広がる自己啓発書コーナーや、ヨガや座禅の人気も、強いストレスに苦しむ人が多いことを示しています。
「食べ物を変えれば脳が変わる より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*

一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html