大切なのは、神経細胞同士のコミュニケーション

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大切なのは、神経細胞同士のコミュニケーション

わたしたちは何かを考えたり、喜んだり、悲しんだり、苦しんだり、痛みを感じたりしながら日常をすごします。
こんなとき、脳内の神経ネットワークをかけめぐっているのが伝達物質というわけです。

つまり脳がはたらくとは、ある神経細胞から放出された伝達物質を、別の神経細胞が受け取ることなのです。
これ人と人とのコミュニケーションにたとえれば、ある神経細胞から伝達物質が放出されるのは「話す」に相当し、放出された伝達物質を別の神経細胞が受け取るのは「聞く」に相当します。
脳が快適にはたらくには、神経細胞神経細胞のコミュニケーションが円滑でなければなりません。

それでは、脳のはたらきをよくするには、どんな栄養素を食べ物から摂取すればいいのでしょう。

ます、脳のエネルギーとなる糖類、神経細胞をつくる原料であるタンパク質や脂肪、伝達物質をつくるための原料となるアミノ酸が必要です。

ですが、これだけでは不十分です。
糖類をエネルギーに、タンパク質や脂質を神経細胞に、アミノ酸を伝達物質にモデルチェンジするのは、タンパク質でできた酵素です。
酵素がすごい実力の持ち主であることは明らかですが、その酵素にしても、ビタミンやミネラルといった助け(補因子と呼んでいる)がなければ、実力を発揮できません。

脳のはたらきをよくする食べ物とは、脳にエネルギーを安定的に提供し、神経細胞間のコミュニケーションをよくする食べ物のことです。
反対に、脳のはたらきを悪くする食べ物とは、脳へのエネルギー供給を不安定にし、神経細胞間のコミュニケーションを悪くする食べ物のことです。

脳によい食べ物を積極的に摂取する一方で、脳に悪い食べ物をできるだけ摂取しないように心がけて実践するのが、脳をフル回転させ、本来の実力を発揮するための本筋であると思います。

「食べ物を変えれば脳が変わる より」

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一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。

現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。

ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。

シナプス形成に必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html